仕事。
改めて自身の仕事について考えてみた。
私はしがない市役所勤めの地方公務員。
公務員は読んで字の如く、公に務める人。
私達の仕事は、住民が社会生活を行う上で、より良い環境を整備する事が使命であり、法律に基づき国策や地域性を踏まえた自治体独自の施策といった、種々雑多の末端行政。
そうした地方自治体のミッション遂行の難しさは、地域性はもちろん、ローカルならではのやはり住民や事業者から距離が近いという事と、お財布事情。
これは強みであり弱味という両方の観点もあるが、どちらかというと、私の経験上、弱味の方がウェイトが高いように感じられる。
市役所の仕事は様々。
企画、総務、住民、産業、建設、福祉、教育系といった部門で、自治体によってはもう少し区分化されてはいるが。
私がこれまで携わってきたのは、上記のうちの5部門
無論、このカテゴリーから更に細分化され、専門分野を含め生涯かけて全てのセクションを経験できる人はまずいないと言ってよいだろう。
今の職場は、住民の声を聴くセクション。
じゃあ、5部門も勤めていたら、大概は理解できるのでは⁈と、住民に問われたならば
そう、うわべの話し事はできるが、恥ずかしい事に、実際には30以上のセクションがあるので、やはり分野は分野でというのが本音である。
それでも何でも分かるプロとして相談されたりする。
とかく知り合いだったり、面識のある方は職員を頼りたいというのが本音心情。
役所という場所は、取っ付きにくく、お堅いイメージ満載。
そんな場所だからこそ、少し話しやすい環境含めて、相談しやすい身近な場所にしたいというのが、実はどの部署でも課題といえる。
ただ、人も多様化している現代。
クレーマーから変態、多国籍な上に、ホント多種多様…笑
時代に合わせた対応が求められているのだ。
私はどちらかというと対人恐怖症⁈
慣れない人や知らない人と接しているだけでも、とてもエネルギーを消耗してしまう。
一方で、エネルギーをいただく方も稀に存在していたりする。
カメレオンのように色を変えることができたら、どんなに楽だろうか。
経験を重ねても、顔色や言動にでてしまう事もある。DRYに行くのは簡単だが、先々のトラブルを考えると、当たり触りなく粛々とこなす事が妥当だ。
職場の環境やら人の問題等、様々な課題が山積みではあるが、内情など住民には関係ない事。企業も同様。
いかに丁寧に分かりやすい説明や対応できるよう、日々葛藤しながらの実務研修…。
そして役所の窓口って、最前線で戦う顔であり、第一の砦なのである。
そういう意味から、実は私は残り少ない戦場として今期、あえてエントリーさせていただいた。
私は超ドMなのかも知れない…笑笑
今年は、住民の皆さんとのセッション事が多く、週末返上な上、様々な御用聞き。
公務員の集大成としては、相応しい学びの場所であり、気付きが多く、疲れるがとても勉強になる。
問題があるのも困るが、少し基本に立ち返り、地域の生の声を聴く事も、職務としての真骨頂であることは間違いない。
さて、そんな訳で多忙につき実家のワンコに構っている時間が少なくなりそう。寂しがるだろうな…。
それは私の方か!!
癒しを求めて、平日に1人旅と洒落込むのも一興。
ワンコはアバレル君だけに連れては行けないし…。
という事で、梅雨間近と気落ちしやすいシーズン。
何はともあれ皆さん、お身体お大事に…! ん⁈
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