薬袋

薬だけでは病気は治らない

表題はちょっと過激でしたか。もちろん薬が無用だと言っているわけではありません。入院すると沢山の薬が処方されます。もちろん全て飲みます。とても効きます。とっても有効です。でも、だからと言って薬が勝手に病気を治しているのではないと思っています。

ここからは長年の持論です、経験値です。特に科学的な根拠があるわけではありません。ご理解くださいね。

病気を治しているのは結局は自分の治癒力です。免疫細胞だったり、ホルモンや色々な体内物質が総動員して色々な原因で傷ついた身体を修復しようとしています。

では薬はどんな役目を担っているのでしょうか。

戦争に例えてみましょう。自身の免疫力は兵隊です。もちろん兵隊は最初から武器を持っていますが、それだけでは敵が強くてやっつけられないので病気になってしまいます。
最初に免疫が持っている武器が弓や刀だとすると、薬は新しく補給された武器です。機関銃ならもちろん攻撃力が倍増します。でも兵隊が機関銃の扱い方を知らないとするとどうでしょう。猫に小判であまり役にたたない結果になってしまいます。

脳はここで重要な役割を果たします。

補給された新しい武器を理解して兵隊にその使い方指示できれば、攻撃力は数十倍に増幅します。脳が薬の効能を理解してそれに見合う指示(どこでどんな働きをさせるか)を身体中の細胞に指示できたとしたらどうでしょう。それは効きます。

僕は今までも薬を飲む時には必ずその薬の効能を理解するようにしています。そして脳と対話をしてこの薬をどう活かすか戦略を立ててから飲むことにしています。

薬はただ飲むだけでは万能ではありません。脳が活用するものだと思っています。せっかく飲む薬です、皆さんもフルに活用してみてはいかがでしょうか。

写真は入院中の1ヵ月間に処方された薬です。色々な薬を沢山飲みました。身体が拒否した薬もありました。そんな時は先生と話して、その薬を止めてもらうこともありました。身体の声を聴くことは大切です。

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