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てつろう
2020年3月12日 08:31
数か月、誰とも会わず、家に引きこもっていたどん底のある日、ふと思い出した、学生時代の必修科目にまつわる笑い話実習の思い出北国、杜の都、街から離れた山の上。真冬の、よく晴れた、月のない晩。空気は澄み切って、風もなく、星も凍りついたように夜空にじっとしている。山の上には、大学の古いキャンパス。その中でも一番高いところにある、8階建ての古びた建物。その屋上に、丸いボール型の屋根のつい