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てつろう
2019年8月14日 11:55
ある時期、近所にある、知的障害を持つ方が利用する福祉作業所で開かれる、毎月定例の誕生日会にお邪魔していたことがあります。誕生日会では、利用者のみなさんが順々に好きな歌を歌ったり、踊ったりするのですが、いつも僕はそんなみんなと一緒に踊ったり、遊んだりしていました。場が盛り上がって、みんなと一緒に大はしゃぎすることもあるのですが、その年の12月、慣れない外出が続いて疲れが溜まっていた僕は、その月の
2019年8月7日 08:00
まえがき今年の年明け、ふれあそび の集いに行こうと思い立った。だけど、それまで一年余りひきこもっていて、いつのまにか、人前に出るのが恥ずかしくて、すっかり臆病になっていた僕。前の日も、当日の朝も、家を出る前も、家を出てからも、電車に乗ってからも、駅を降りてからも「やっぱりダメだ、行くのはよそう」と何度も何度も引き返そうと思った。そんな風に今にも逃げ帰りそうな僕を地平線の彼
合気道の稽古に熱心に通っていたころ眺めた美しい景色について。まえがき浦島太郎の話に、竜宮城にある不思議な庭のことが出てきます。庭の座敷から、東を眺めると春の景色、南を眺めると夏の景色、西を眺めると秋の景色、北を眺めると冬の景色。つまり春夏秋冬の景色を同時に眺めることができる庭です。この不思議な庭は「四方四季の庭」と呼ばれています。僕はかつて「これはおとぎ話の中だけの話で、本