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インド留学のための予防接種

インドへの留学の準備のため、予防接種を受けた。ようやく、全種類のワクチンの投与が終わった。今後、インドへの留学・赴任・派遣などがあるかたに参考になれば幸いだ。


私が今回受けた予防接種のこと、受けなかった予防接種のこと、在インド日本大使館  「インド赴任・旅行前に受けておきたい予防接種」に記載されていることがら、最後に参考資料をはりつけている。


今回受けた予防接種の種類と回数

> A型肝炎:2回(初回→4週間後に2回目)

> B型肝炎:2回(初回→4週間後に2回目)

> 日本脳炎:2回(初回→1週間後に2回目)

> 狂犬病:3回(初回→1週間後に2回目→2回目の3週間後に3回目)

> 破傷風:1回

A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎は規定回数の予防接種が終わっていない。

A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎の3回目の予防接種は今年の冬から来年の7月までに行う予定。それぞれ2回目の予防接種をした、半年〜1年後の間に3回目の予防接種をするということだ。


どうやら、現在、日本脳炎の予防接種は13歳になるまでに完了しているらしい。日本小児科学会によると、1期:生後6ヶ月〜7歳6ヶ月の間に3回、2期:9歳〜13歳未満の間に1回で合計4回受けるみたいだ。詳しくは→「日本脳炎ワクチン - 日本小児科学会」

私は1995年生まれのため、子どもの頃の接種機会を逃しており、はたまた20歳になるまでの間に「定期接種」として受ける機会もあったのだがこれも逃していた。そのため、今回ようやく日本脳炎のワクチンを接種をしている。(過去4度インドには渡航しているが、日本脳炎にならずにいたことが判明!)


今回受けた予防接種の合計金額

これがまた大変だ。時間もかかるが、お金もかかる。ワクチンは保険適応ではない。保険が効くわけではないから、いつもの調子ではいけない。

> A型肝炎:¥8,150 / 1回  (合計2回:¥16,300)

> B型肝炎:¥8,100 / 1回  (合計2回:¥16,200)

> 日本脳炎:¥8,160 / 1回  (合計2回:¥16,320)

> 狂犬病:¥12,580 / 1回    (合計3回:¥37,740)

> 破傷風:¥3,640 / 1回  

合計 ¥ 90,200

今後、A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎の3回目の予防接種を受けると、今回の合計金額(¥90,200)に¥24,410の追加になり、

すべての接種完了で合計¥114,610となる。


その他の予防接種

>腸チフス

在インド日本大使館  「インド赴任・旅行前に受けておきたい予防接種」では、腸チフスは旅行者・赴任者ともに「是非接種を受けていただきたいもの」にはなっているが、今回は予防接種はしなかった。

腸チフスのワクチンは日本で未承認であり、感染防御率が100%なわけでもない。腸チフスになっても早期に発見できれば治療も可能である。

ワクチン自体も高額で、接種しても100%感染防御できるわけでもなく、感染しても生命の絶対的な危機にはなることはなさそうと判断し、今回は予防接種をしなかった。生モノや水にはくれぐれも気をつけて生活するつもりだ。

>髄膜炎菌

在インド日本大使館  「インド赴任・旅行前に受けておきたい予防接種」には記載されていなかった。そのため、今回は予防接種をしていない。

>PCR検査

2020年の今、最も注目されているだろう検査。PCR検査。毎日この話を聞いている気がする。今回の予防接種を担当してくれたお医者さんには、渡航前にPCR検査の結果が必要かどうかを尋ねられた。

医療機関によって値段は異なるが、1回の検査で3万後半〜5万円程度かかる。相場は4万円くらいだそうだ。これは、外注での検査であるのか、院内でできるのかで変わってくるとのことだった。

医師によって新型コロナウイルスの症状が診断されているわけではないため、保険適応にはならない。今の私は極めて元気だ。

PCR検査の結果を渡航前に証明する必要があるならば、日本渡航医学会のHPから医療機関を確認して連絡を取ってみて、検査を受けるようにと案内してもらった。


在インド日本大使館  「インド赴任・旅行前に受けておきたい予防接種」

【在インド日本大使館HPの記載事項】

予防接種は渡航前に規定回数の接種を完了しておくことが望ましいが、完了していなくとも渡航することは可能。残りのワクチンは、一時帰国したときに日本の医療機関で受けるか、インドの信頼できる医療機関で残りの予防接種を受けることが推奨されている。

インドでは、日本脳炎ワクチンの接種は受けられない。他のワクチンは、国際的に信頼されているブランドのワクチンが流通しており、接種することができる。

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おわりに

今はビザの発給が止まっていて、商用でも留学でもインドに行くことはできない。新型コロナウイルスの感染拡大が収束すること、インドと日本がお互いに大丈夫だなと安心できる状況になること、臨時便以外の飛行機が運行が開始されるようになることを祈るばかりだ。


今回、私は予防接種を受けていないことに気がついたのが5月末だった。そのときは7月中旬に渡航することになっていたため大急ぎで予防接種センターに連絡をし、途中までではあるがワクチンを摂取することができた。すべての予防接種を受けるためには、計画的に準備をする必要がある。今後、インドに留学・赴任・派遣される可能性がある人は、なるべく早めに予定を立てて調べて予防接種が受けられる病院に問い合わせることをおすすめする。

参考資料




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