『情報文化論』 Vol. 9
情報文化研究会(AIC)は、「情報文化論および関連諸領域に関する研究の推進と交流」を目的として1996年に発足した。来年の2021年は、ちょうど25周年を迎える記念の年となる。その基本理念は、多彩な領域の研究者が「情報文化論」に関するあらゆる問題提起を試み、既成の学問的枠組みを超えた議論を行う場を提供することにあった。
具体的な活動としては、年に2回、前期と後期に「講演会」と「ワークショップ」を開催し、研究成果は機関誌『情報文化論』(査読付論文誌)に公表してきた。情報文化研究会のメンバーは推薦に基づき、論理学・哲学・情報科学・言語学・心理学・教育学・文学・美学・芸術学・演劇論・映像論・比較文化論・コミュニケーション論などの専門研究者で構成されている。
というわけで、ここではジャーナルのバックナンバーを紹介していきたい。各号の「目次」を眺めるだけでも、過去25年の活動状況が浮かび上がってくるはずである。お楽しみいただけたら幸いである。
目次
【特別講演】
「科学者と科学コミュニケーション」横山広美
「英語における感情的プロソディと感情表現
―― 学習者と母語話者との比較」金子育世
「古生物研究の現場から」佐藤たまき
「eラーニングを考える
―― オンライン学習のラメの教材設計・開発とその運用」坂本美枝
【ワークショップ】
情報文化研究会ワークショップ第37回~第40回
【展望】
「情報文化論の展望Ⅸ」高橋昌一郎
【研究論文】
「留学環境における英語スキル習得」田島千裕
「米国の医療保険事業
―― 国民皆保険制度の導入とラティーノ団体の対応」丸山悦子
「ラルフ・エリソンの『インビジブル・マン』における
文学作品のアリュージョンとリテラシー」宮本文
「装丁を読む ―― The Loneliness of the Long-Distance Runner
における販売戦略の変遷」山岸倫子
【その他】
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2009-2010年度AIC講演会
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