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上品なおじさまレッスン〈ふるまい編〉④テーブルと腕

薫風の候
若葉の香りを漂わせて吹く風。
「そよそよ」美しい日本語ですね。

いかがお過ごしでしょうか?

さあ、背筋を伸ばして
ほほえんでいますか?
今。
そう、今ですよ。

今回は、テーブルに置く腕の位置です。
難しいですよね。
それも上品に、なんて。
習ったことある人、いますか?
食事の時、テーブルの上に手を置く位置なんて。
知っているようで、知らないような。
どれが正解か、しっかり分からない。

そんなあなたにここだけ押さえておけば!を
今日は覚えてください。

テーブルと腕の関係です。
「ひじをつくんじゃない」なんて言われた人
いるんじゃないですか?
ただ、肘をつかないでください!って問題じゃないのです。

「テーブルに置いていいのは、手首まで」
なんです。
ひじ?ダメ!
顎を乗せる?ダメ!
猫背?ダメ!
テーブルに「あ~疲れた~」って
上半身乗せている上品な人っていますか?

オーダー取りに来た人が現れて、あわてて
背筋を伸ばして、ほほえんで、、、(苦笑)
遅いです。

手首まで。
意外と手首だけ置くと、背筋も伸びます。
覚えるの大変だよ~の人、
覚えるの、多くない?って感じている人、

これも慣れてしまえば、自然にできちゃうんです。
さあ、今日の家の食事の時から、やってみて。
家で自然にできちゃえば、高級レストランでも
高級料亭でも、おいしいと評判の居酒屋だって
怖いものなしです。
あなたは、一目置かれる「上品なおじさま」です。

普段から
背筋を伸ばして(猫背ではない?)
微笑みながら(ムスッとしていない?)
立ち止って会釈して、挨拶して(無視していない?)
テーブルには、手首までが出ていて(ひじついていない?)
意識するだけで、大丈夫です。

日常になります。

もし、今、できなくても
ちょっと頭の片隅にあるだけでも
人と会った時、待ち合わせの時、
高級レストランへ行った時、
思い出しますから。

そうだそうだ、小料理屋女将の実香が
言っていたなあ。って、
思い出すだけでも進歩です。
他の人より、上品なおじさまに昇格です。

上品なあなたにお会いできる日を
楽しみにしていますね。

次回は、靴の脱ぎ方です。
お楽しみに。





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