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M&Aに踏み切れなかった

よく若くして大金を得た人がドバイに行くってのがSNSにのっている。

あれの多くは起業してその会社を売って得たお金なのだと
自分が会社を畳む事を考えた時にわかった。

最初は私も売却を考えて仲介業者に登録をした。

そうするとたくさんの会社が売買されていることに驚く。

そして私の会社も数千万の価値がついた。

ただ
結果として売るという決断ができなかった。
会社を売るということは
そこで得たリソースを全て売るという事。
お客様の個人情報も
もちろん守られた形だけれど
買い手に渡すという事。

どうしてもそれができなかった。
だれかに迷惑がかかるかもしれない。
昨日今日知り合った人をどれだけ信頼できるのか。
怖かった。

でも融資を得ていたから借金もある。
仕事を失って次の稼ぎを見積もることも難しい。

それでも出来なかった。
なにか大きなものを失ってしまう感じがして
怖かった。

借金の額が数年頑張ればなんとかなる額だということもある。

きっと売った方が楽だったし、賢かった。
起業家の当たり前の退職金だ。

バカだなぁとおもう。
こういう所が事業をうまく軌道に載せられなかったところの一つ。

どうしてもビジネスライクなドライな考え方ができない。

まぁだから今は節約節約で苦しいのだけれど。
お金って大事。

何が正解で何が間違っているのか
本当に分からない。
まだこの決断が正しかったなんて分からない

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