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今だからわかる…見える人のすごさ

随分と前に、ハワイでは多分いちばん有名なサイキック、Lan Vo さんにリーディングしていただいた事があります。最初はやや半信半疑だったのですが…

[今日の短歌] 都度都度に癒しの光に導かれ「もしもの扉」をゆっくり開けむ

義母の介護も悪くない、なぜなら…

義母の脚力は最近かなり弱くなってきており、夫も私も義母が車椅子からソファやベッドに移動する時に介助したり、手際良く着替えを手伝えるようになりました。

また血圧の高い義母の為に、塩分控えめの食事を用意したり、脚のマッサージをしたりと、夫婦どちらかがしょっちゅう介護している状態です。

最近は慣れたからでしょうか、「こんな生活も悪くないな」とごく自然に思えるようになりました。むしろ、こうなるように決まっていたように思えます。

と、言うのは…

ハワイのサイキック、 Lan Voさん

随分と前のことになります。

卒業を前に、このままハワイに住むのか、日本に帰るのか、米本土の博士課程に進むべきか、もしそうならば資金をどうすべきか…、さらに新しい出会いはあるのか? など、色々と悩んでいた時期がありました。

そんな私を見て、友人の一人が、「Lan Voさんに会いに行ったら?」とアドバイスしてくれたのです。

Lan Voさんとは、ハワイの人々の間では、おそらくいちばん有名なサイキックで、熱烈なファンも多く、なかなかすぐには会うことができないと言うことでもよく知られている人物です。

当時の私にとって占いとは、「エンターテインメントの一環として楽しむ事はあるけれど、それ以上でもそれ以下でもない」と言うもの。

友人たちの占いトークには普通に加わるし、否定もしないけど、人生の重要な局面などを占いで決めてしまったり、占いを信じ込んでしまっている人達には、「大丈夫かな?」と一抹の危惧を抱いたり…と言うスタンスでした。

でも、ハワイの人々に圧倒的に支持されるLan Voさんへの興味の方が勝り、さっそく予約しました。見てもらえるのは3ヵ月後とのこと。

現在では日本の人々にも絶大的な人気のLan Voさんですが、当時はそれほど旅行者の方は多くなく、顧客のほとんどはローカルだったかと思います。

ついにリーディングの日

ついにリーディングの日がやってきました。随分と昔のことなので、覚えている限りを書いてみます。

3ヵ月後、一人でLan VoさんのNuuanuにあるご自宅へ。予約しているので安心と思ったのですが、次から次へと人の出入りがあり、朝の約束だったけど、実際にお会いできたのはお昼過ぎでした。

友人からは、Lan Voさんは「ベトナム人女性」とだけ聞いており、何故だか勝手に、「サバサバした感じの中年女性」をイメージしておりました。

しかし、実際にお会いしたLan Voさんは、とても可憐で夢夢しく、柔らかい雰囲気の方で、すぐにスーッと心が落ち着くのがわかりました。

まず最初トランプを切るようにと。それを返しながらポツリポツリと以下のような事を言われました。

1. 最初に、「あなたナース?」と。「違います」と答えたのですが、将来介護することになる、すごく向いている、と。
2. 「ナース同様に向いているのは書く仕事ね。書くことが好きでしょう。将来本を出しますよ」と。当時、新聞社での仕事を始めたばかりだったので、びっくりしました。
3. 続いて、「貴方はハワイ出身の人と結婚します。彼も本を出している人。人種はハーフハーフ(ママ。Hapaのことでしょうね)」と。そのような人物に心当たりがなかったので、身の回りの思い当たる男性の特徴を伝えてみたのですが、「全部違う」と。
4. 「この男性にはまだ会ってません」と。子どもは多分できないと思うけど、できるとしたら男の子1人。うーん、やっぱり出来ないな。とのことでした。がっくし。
5. 「貴方はお腹を開く大きな手術をしますよ」と唐突に。がっくし。
6. 「肥満します。痩せることを考えた方が良い」と、直裁的なお言葉。がっくし。

その後唐突に部屋から外へ出たLan Voさん。戻ってくると真剣な面持ちで、

7. 「貴方のお父さんはもうすぐ入院し亡くなります。早くお母さんに知らせてあげてください」
8. 「お母さんはとても長生きします」
9. 「ご実家で二匹の犬を飼っていませんでしたか? 白茶のブチと白い犬」。唐突ですね。
10. 「貴方の周りに見えている名前は…」数人の名前を列挙。
11. 貴方は将来ハワイに住みます。

と、だいたいこれぐらいの事を言われたのです。全部で30分ほどだったかな?

こちらからは殆ど質問はしませんでした。

どれぐらい当たっていたかと言うと…

もちろん、それぞれ解釈の仕方と言う物がありますので、一概に当たっている、当たっていないと決められるものではありませんが…

1. 残念ながらナースではありません。でも今は義母の介護に励んでいます。
2. 書く仕事につきました。が、本は出していません。いつか出せたらいいですね。
3. 夫はハワイ出身のHapaで一冊マニア向けの本を出しています。
4. はい、子どもはおりません。
5. その後急性胆嚢炎で入院、胆嚢に胃が癒着していたので大手術となりましたが、開腹はなく、内視鏡での長時間にわたる手術でした。
6. 全くその通り。去年ようやく痩せましたが、コロナ禍の中でリバウンドの恐れが。
7. すぐ知らせました。半信半疑で病院に行った父にガンが見つかり、慌てて手術をしました。しばらくは持ち直したのですが、次第に病気がちとなり、後になくなりました。
8. 母親は元気です。
9. 全くその通りです。
10. 夫の名前も親しい友人の名前も全部ありました。
11. はい、今でも住んでいます。

と、ところどころ当たっていない部分もありますが、驚異の的中ぶりではないでしょうか? あくまで、私が思う範囲でですが。

ただ周りの友人たちの間では、「あまり当たっていなかった」と言う声もあり、どうやらLan Voさんのその日の調子や、お互いの波長が合うかどうかなどによって、かなり左右されると言う事でした。

一生に一度の体験

リーディングを終えたばかりの頃は、正直言ってそこまで衝撃を受けたわけではありませんでした。しかしあれからかなりの月日がたった今、そのすごさに畏怖を覚えています。

あくまで個人的な見解ですし、月並みではありますが、やはり世の中には本物の「見える人」がおられると言う事を知り、わたくし自身、少し柔軟にそのあたりを受け入れる事ができるようになったかと思います。

と同時に、「こうなる事は決まっていたんだな」と、暖かな安心感、守られているような気持ちも感じているのです。

多分一生に一度の体験で、もう二度と行くことはないと思います。ただ今の地味ながら穏やかな生活は、あの時に示された癒しの光に導かれ、正しいドアを開け続けてきた結果ではないかな〜と、しみじみ思うのです。

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