故郷の母と妹は
[今日の短歌]目も合わぬ心掴めぬ恍惚に漂いゆかむ母肩薄し
久しぶりのNoteです。
元気にしていたけれど、何だか気持ちが枯渇したように、納得のいく歌が詠めずにおりました。
毎日仕事にいそしみ、夫と義母とは穏やかで幸せな毎日を過ごしております。友人たちと5人でリレー形式のエッセイを書いたりもしています。
が、日本の実母と妹とは、もはや話もできなくなりました。母は認知症が進み施設に電話すら通じません。
妹は心を病み入院しています。こちらも連絡が遮断されている状態です。
コロナ禍でなければ、すぐさま日本へ飛んで、母と妹の手を握り、少しでも良いから笑顔を引き出したいのですが、そうもいきません。
このような心持ちから生まれる歌は、荒涼としていて、どこか一方通行で。
でも自分の気持ちを記録しておく為にも、きちんと向き合わなければと思っております。
海外に住む以上、家族との理不尽な別れは常に覚悟しているのですけどね。