食べる、を考える LOCAL FOOD TABLE

個の集まりが「食べる」の本質を考え、ローカル食文化、食ビジネスに取り組むソーシャルベン…

食べる、を考える LOCAL FOOD TABLE

個の集まりが「食べる」の本質を考え、ローカル食文化、食ビジネスに取り組むソーシャルベンチャーをつくります。コロナショックを経たことで、オープンに問題意識を発信して、より多くの方と意見交流をしたいと考えました。/富山の社会起業家発、シェフ、生産者、事業家、企業の輪が広がってます。

マガジン

  • メンバー#1/Hiroyuki AKASHI

    場ヅクル・プロデューサーをしている、Hiroyuki AKASHIのストーリー。東京時代に、まちづくりのコンサルタントとして全国を飛び回る。富山に移住してから、地方の食文化に興味をもち、自らもカフェを経営。まちに貢献する場の企画やデザインの仕事を通して、富山の「ソト食」を考える。

最近の記事

#6 建設と食との関係は?ゼネコンが考える、地方のまちづくりとは

富山で活動している、社会起業家・クリエーターの明石博之です。 今回はじめて、一緒に活動しているメンバーを紹介いたします。東京のゼネコンで働いている青木章宏さん。 ご縁があって、新規事業開発の仕事の一環で富山県を訪れた青木さんと出会い、議論を重ねて、地方の食をテーマにした、ソーシャルベンチャー的なまちづくり会社をつくる話にまで発展しました。その経緯は、ぜひ「#0 はじめまして」をご覧ください。 全国的に緊急事態宣言が解除されましたが、まだ自宅でテレワーク中の青木さんをつか

    • #5 飲食店の枠を飛び越えろ!

      富山で活動している、社会起業家・クリエーターの明石博之です。 飲食店のグランドメニューの値段を変えることは大変難しいことです。さらにそれらの食材の原価を現状維持することは、それなりの努力を強いられます。 「#1 外食の経営モデルについて考える」では、お店の価格帯は、お客さんとの約束=ブランド、みたいなものですと書きました。 「ブランド=約束」というマーケティングの考え方があります。約束とは、お店がお客さんに約束することです。約束の1つが「価格帯」です。あの店に行ったら、

      • #4 自然農法から学ぶ、食べるウォンツ

        富山で活動している、社会起業家・クリエーターの明石博之です。 前回、ビストロ「RIZO」の盛田シェフとお話をしたあと、飲食店という存在の不自然さに、心を奪われてしまいました。あらゆる経営の無駄を排除し、非効率なクリエイティブワークを勝ち取った先に、目指す料理の世界があるとしたら、料理人は多くのものを犠牲にしなければならないのか。いや、それこそが、幸せなのだろうか。 もしかすると、料理人には、もっと異次元の活躍ステージがあるのではないか。400年くらい変わらない、飲食店のフ

        • #3 盛田シェフと考える、これからの飲食店のあり方と拠点づくり

          富山で活動している、社会起業家・クリエーターの明石博之です。 私たちが構想している「Local Food Table(LFT)」にぜひ、ガッツリとコミットして頂きたいシェフがいます。その方は、東京の三軒茶屋にあるビストロ「RIZO」のオーナーシェフ、盛田智宏さんです。 盛田さんのプロフィールは、記事の一番下に掲載してあります。 昨年、ある方を介して、食材の商談で富山県に来られた盛田智宏さんと、同じくシェフの片岡竜也さん(Francaise La Porte/川崎市 オー

        #6 建設と食との関係は?ゼネコンが考える、地方のまちづくりとは

        マガジン

        • メンバー#1/Hiroyuki AKASHI
          4本

        記事

          #2 ランチのニーズが過小評価されているかも?

          富山で活動している、社会起業家・クリエーターの明石博之です。 引き続き、ビフォアコロナに計画していた話です。すでに時代遅れだ、と自覚しつつも吐き出してしまいますので、宜しくお願いします。 「#1 外食の経営モデルについて考える」の図でご説明した「スタンバイ」と「フロー」のバランスと言いますか、マネジメントの難しさによって飲食店の経営は、なかなか儲かりづらい構造にあるとお話ししました。 そこで、2019年当時の計画では、「Local food table」が富山市内にキッ

          #2 ランチのニーズが過小評価されているかも?

          #1 外食の経営モデルについて考える

          富山で活動している、社会起業家・クリエーターの明石博之です。 「Local food table」 は、ビフォアコロナの2019年から構想を温めてきたプロジェクトです。当初は、地方で飲食店を経営するのが難しい、飲食店をやろうという起業家が少ない、という現状を踏まえて、富山市の中心市街地を対象とした、飲食店の開業・経営を支援するソーシャルベンチャーを目指していました。 その支援の肝となるのが、シェフが斬新な調理に挑戦したり、お客さんとの関係づくりを見直したり、飲食店をもっと

          #1 外食の経営モデルについて考える

          #0 はじめまして

          このページをご覧いただき、ありがとうございます。私は、富山で活動している、社会起業家&クリエーターの明石博之と申します。 広い意味での「場」を企画、デザインをする一方で、自らカフェやホテルの経営もしています。そういった仕事を通じて、地方の外食産業や飲食店経営の問題に直面するようになり、そこから目をそらすことが出来なくなりました。 地域文化や観光を支える屋台骨のはずの外食が、経済優先や人口減少、働き方や体験価値の変化により、業界全体として疲弊しているように感じ、何年もの間、