目的地の明確化が難しい話
ご自身でビジネスをされている方は、「理念・目標」または「目的地」をどのように設定されていますか。一般的には、この理念や目標、方針などがブレていたり何をしたいのか分からないと熱心なファンがつくことはないとされています。
私は悩んでいます・・・(泣)
特に地方で事業を行う場合、急速な人口減少下にあります。
このため、既得権社会の隙間に入り込む形はどうしてもシェアを奪っていくビジネスになりがち(それもビジネスだとは思う)。コミュニティが狭い地方都市ではやり方を間違えるとコミュニティの破壊者のレッテルを貼られることで地域から弾かれる可能性が高く数年も持たずに倒産に追い込まれると思います。
ですので、味方となるファンが必要になると感じています。
ちなみに私の起業の理念は、「地方都市の常識に変革を。地方都市にPoleShiftを起こす」です。10年以上地方行政に携わった経験から、従来の都市計画のみでは複雑化する都市課題には対応できないと痛感したため、従来にはない発想や手段によって、地方から都市を変えていく力のある民間まちづくり会社にしたいという考えです。
キンコンの西野さんによると、ファンを増やすには”応援シロ”をつくることが必要で、その応援シロは「目的地ー現在地」の式で成り立つとのこと。
確かに、応援できる”部分”が見えないと関心すら湧かないので、そのとおりだと感じます。
けれど、私の会社の場合には目的地をイメージしずらい。というか自分でも分かっていない上に昨日はこうだ!と思っても今日にはこういう考えもあるなーと思ったり・・・
先ほどの理念にあたる部分・・・何が目的地なのか抽象的で分かり難いという印象を受けたのではないでしょうか。
少しトーンを落として「地元を含む周辺の地方都市の駅前に賑わいをつくる」とすれば、じゃあ、具体的にはどのように何を活性化させるのか。
GDP?、所得?、商業販売額?、製造品出荷額等?・・・といったデータなどになりますが、ある結果を一側面からのみ示す指標にか過ぎず、
さらに、そうした具体的な指標は専門性が高いです。そのデータによって全体的な波及効果をイメージできる一定の知識を持っている人のみ届く目的地となっているようになる。
とはいえ、仮に人口100万人都市圏にアプローチしていき、全体の0.1%がファンになってくれたら1千人もファンになる計算となる。千人のコアなファンがいるのはすごい。
しかしながら、「目的地:地方都市の活性化ー現在地:建築・都市計画WEBメディア運営」では、やはり目的地が明確化されていない。イメージする人によって目的地の解釈が異なるのでどうしても「この人が何を目指しているのか分からない」というのが実態に近いと思っています。
なので、最近になってイメージとして浮かんできたのは、まずは、建築・都市計画WEBメディアを業界で最もアクセス数のあるメディアに成長させるや、メディア運営で得られた収益をもとに、建築・都市計画専門の雑誌や書籍等を販売する物販店舗をつくるとか。
・・・まだまだ思考中です。
この目的地を明確化を発信していくことが大切と思いながらも、あと数ヶ月もすれば起業から1年が経過してしまう。この焦りと言ったら尋常じゃない恐怖・・・
このままでいいのだろうかという脳内を占有する焦りと不安という言葉、加えて、朝に感じる全身の倦怠感と戦う日々・・・
それでも今日も頑張ろうと思います。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
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