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転職記⑰(お給料という数字に思うこと)

すっかり春めいてきたと思っていたら、例年より半月近くも早く、桜が開花していました。
卒業式シーズンまでもってくれるかと少し心配にもなりますが、やはり桜は、寒い冬を乗り越えたご褒美のような特別な花だなぁと毎年この時期に思います。

さて、冬を乗り越えたご褒美が桜なら、お仕事のご褒美はお給料。今日は、転職後のお給料について思うことをまとめてみたいと思います。

1.私の年収

転職活動の条件として、希望年収を前職の年収から100万円下げました。その経緯はこちらにまとめています。

私は経理担当として採用された関係上、売上や仕入等の数値のみならず、経費や従業員の給料、業務委託の方にお支払いしている金額までわかってしまいます。

前職でも経理の仕事をしていたので、感情を持たずに数値を見ることには慣れていましたが、前職では給料関連は人事の仕事だったので、初めて従業員給料をみたときに、「?」と思ってしまいました。

「?」の理由は、思った以上に皆のお給料が高く、私のお給料が控え目だったからです。

私の年齢は、会社の平均年齢より軽く10歳は上です。転職こそ初めてですが、一つの会社で幅広い経験をしっかり積んできたという自負はあります。

ですが、若者よりもお給料は低い。
というか割とみんな強気な金額で転職している。
その事実に少しショックを受けてしまいました。

2.給料が低い理由

給料が低い一番の理由は、
「転職時の希望年収が低かった」
ことだと思います。
これは自分のキャリアに自信を持てなかった自分に原因があります。

とは言え、前職での年収をベースに今のお給料は設定されています。
転職活動時に直近の源泉徴収票を提示していましたので、前職の給与水準が相対的に低かったのかも知れません。

というか、私が
「前職でしっかり昇格していなかった」
ことになります。

他の社員と比較して低い理由は、収益の源泉となるエンジニアや営業ではなく、
経理部門というバックオフィス故に低めに設定されているのかもしれません。

また、私には20年以上大企業で勤務し、社内では実績を残せたと思っていますが、社外からみても分かりやすい何か一つの分野での尖った専門性や、会計士や税理士と言った資格を持っていないことも関係しているのかも知れません。。

3.覚悟と目標設定


給料が低い理由を分析してみて、とても無意味なことをしていると気づきました。

今更転職活動時の希望年収を変えることも、前職での実績を変えることはできません。

変えられるのは、現職での仕事のパフォーマンスと、私の仕事に対する覚悟だけです。
無駄に謙遜したり謙虚になることなく、与えられた機会や自分がやりたいと思う仕事は貪欲に挑戦し、努力し続けること。
自分で自分の可能性を制限しないこと。
転職活動時にはその覚悟がなかっただけです。

お給料を上げることが目的ではないですが、皆のお給料に「?」と思ったのであれば、やはり自分の中に、「もっと高い給料をもらいたい」という思いが存在するのだと気づきました。
その気持ちを素直に受け止めようと思います。

4.おまけ

話は変わりますが、私は近所の美容院に1か月半間隔で通っています。その美容院は、かつてのカリスマ美容師ブーム時代に活躍されていたという少し年上の美容師さんが1人で経営されています。

私は毎回カットとカラーをしているので、少し割高になりますが、美容院代は必要経費と思い通っています。

先週末その美容院でのお会計時に、「次回から価格を見直します。」とカットとカラー合わせて3000円の値上げを告げられました。

今でも割高な上に、3000円の値上げは正直しんどいなぁと思いましたが、
「光熱費も上がってますしね。。」と物分かり良い反応をすると、

「そういう理由ではなく、50歳からはこれくらいの価格で働こうと思っていて。」
との返事が返ってきました。

フリーで働く美容師さんにとって、評価は全てお客様からのお支払いです。
自分でその価格を上げて年収を上げていくという決断が、転職時に希望年収を下げた自分と対象的で新鮮でした。
自分のスキルにそれだけ自信があるのだと思います。

値上げ後も通うかどうか少し迷っていますが、自分で昇給を設定するという決断は少し見習いたいなと思いました。

私が入社した会社は3月で上期が終了です。
今週から上期の評価が始まりますが、2ヶ月弱の実績をきちんと認識してもらい、下期の目標もしっかり考えて設定しようと思っています。

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