食事とデートの話し

好きな彼とは、どんなことをして過ごすのも楽しいけれど、一緒に食事をするのは、特に楽しい。

先日、彼がふらっと連れていってくれたお店は、お酒もお料理も美味しくて、店員さんも丁寧で、照明やインテリアも落ち着いていて、私の好きな音楽もゆるやかに流れていた。彼との話しも、とても面白い。素晴らしい瞬間の連続。最高。

仕事上、私は初対面のひとの本心をみつける必要がある。そのために必ず「最近、幸せだなぁと感じたことはなんですか?」と訊ねるようにしている。すると「大切な友達や家族と美味しいものを食べたとき」と答えるひとが、とても多い。

食べることは生きること。クロロフィルを失った動物は、食べなければ生きていけない。その生命の重要な時間を共有できることが、本能的に幸せに繋がっているのだろう。

私の好きな青緑の美しい鳥、カワセミは、英語名を”king of fisher - 魚釣りの王さま“ という。素早くサカナを捕らえる姿がとても優雅なのだが、彼らは「求愛給餌 きゅうあいきゅうじ」という行為を行う。雄がその大きなくちばしで、ぱっと捕らえたサカナを雌に差し出す。それを雌がのみこめば、カップル成立となる。

雄は餌を狩って、雌が食べる。そして交尾をする。

男性は空腹時、女性は満腹時のほうが性欲が高まる、という話しを聞いたことがある。確かに、飢餓感があれば「子孫を残さなければ」という本能が働くだろうし、女性は子を守り育てるための安心が必要でしょう。男性のことは分からないけれど、確かに私は空腹だと、気が散って、セックスに集中できない。

もし好きな女性を最高に満足させてみたいなら、ベッドに入る前からの気配りが大切です。そして女性は、普段から自己管理を心がければ、より感じやすくなれるかも。

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