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赤ちゃんは体内の鉄を半年で使い切る

今日は鉄のおはなしだけど、
あまり考えられることのない、赤ちゃんと鉄のおはなし。

女性には鉄が重要ということは聞いたことがあっても、赤ちゃんにもということは、なかなか聞かないですよね。

サクッと内容を見れる動画はこちら↓

赤ちゃんは鉄を根こそぎ持っていく

お母さんのお腹の中にいる間に
赤ちゃんは
お母さんから奪い取るようにして
鉄を根こそぎもらっていくの

そのために、
胎盤には優先的に鉄を集める仕組みがあってね

お母さんが貧血であっても
お母さんに残そうとはしません

赤ちゃんは生きることに貪欲!


産後約10ヶ月で
ヘモグロビンが10
フェリチンがひと桁という方が
いらっしゃったくらい

その
お母さんからもらった鉄を
赤ちゃんはフェリチンとして蓄えて生まれてくる

銀行の預金みたいな感じね



生後半年で預金ほぼゼロ

でも、
そのフェリチンは生後半年で
ほぼゼロ

つまり、
預金残高ゼロになるということ

奪うようにして
根こそぎ持っていった鉄が
半年で底をつくってどういうことだろう?

赤ちゃんには生理があるわけでもないのに

そもそも、
男女の区別なく、
フェリチンはほぼゼロになるの


生後半年は
人生のなかで
体が一番成長するとき

身長は1.3倍くらい
体重なんて2倍以上に増える

  いまの自分の体重が倍になることを
  考えてみよう・・・

  そうなりたいか、なりたくないかは別にして、
  すごいことだよね


赤ちゃんのこのすごい成長に
鉄が湯水のごとく使われるということ!


では、
お腹の中で
お母さんからもらえる鉄が
そもそも少なかったら?
 ∨

 ∨

 ∨
半年を待たずに
もっと早くに使い切る可能性が
でてくる

そうすると、
この半年の間の成長・発育が
どこかでうまくいかないことも
ありうるよね

だから、
赤ちゃんに十分な量の鉄を渡せるように
女性の貧血改善は
妊娠を考える前から
うんと早いうちからやってほしいの

いまは
女の子の初潮年齢が低くなってきているから
貧血も早くから始まりやすくなっているし
本当に早くに取り組むべし


鉄剤だと改善しないケースあり

貧血といえば鉄でしょ、というのが一般認識

まず、
鉄はヘム鉄で摂ってほしいけど
病院で出される薬の鉄はヘム鉄ではなく

さらに、
そもそも貧血は
鉄不足だけが原因ではないことが多いので

病院の鉄剤では貧血が改善しないケースを
よくみます


分子栄養学の詳しい血液検査では、
自分の体に
貧血が隠れていないか
 (ヘモグロビンの値がしっかりあっても
  貧血が隠れているケースはたくさん!)

何が原因で貧血になっているか

そんなことがわかります

自分の体の状態を知って
貧血を改善して
よりよい状態にしていこう


この先
妊娠の可能性がある女性にとって
貧血の改善はマストです

ちなみに、
妊娠しなくても
貧血は改善しておくべし、です。

それは、
貧血は美容にも悪影響があるから。

フェリチンや、貧血と美容の関係に関する過去記事はこちら

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