「お腹が空いてから食べましょう」は、いいのかな?〜続編〜
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さっそく続編に入りますよ。
4. 一日3食はいらない説
「一日一食や二食が健康」や、「昔のひとは一日二食だった」という説もよく見かけますよね。
そのやり方で本当に健康的に過ごしていらっしゃる方は、それでいいと思います。
でもですね、これが万人に当てはまるかと言ったら、そういうわけではありません。
というのは、『少ない食事で自分は元気』と思われている方が分子栄養学の血液検査を受けて、結果を解析してみたら、栄養不足になっているケースが実際に少なくないからです。
そういう場合、体の中の組織を壊してエネルギーや栄養を取り出していることが、検査結果から見て取れます。
また、脂肪肝になっているケースもあります。
脂肪肝は必ずしも食べ過ぎや飲み過ぎでなるわけではなくて、栄養不足でなることもよくあります。
なので、見た目で太っていなくても脂肪肝ということはあるし、脂肪肝だからと食事制限しても解決にはならないのです。
そもそも、ひとの体を維持するために一日で必要な栄養の量というものがあります。
それを、例えば一日二食で摂ろうとすると、一食でかなりたくさん食べないといけません。
でも、なかなかそんなにたくさんは食べられないもの。
一日一食については言わずもがな。
いろんなかたの検査結果を見て、少なくとも3回の食事に分けないと、一日分の栄養やエネルギーはなかなか摂れないと思っています。
そして、朝食をしっかり食べることこそが、その後の一日を元気に過ごすためにとても大事です。
飲むものだけとか、軽いもので済ませるのは、私は反対です。
3食を、3食ともしっかり食べることが、体のしくみがちゃんと働くためには重要だからです。
5. 食べるとお腹が空くんです
私のクライアントさんの多くからお聞きする言葉です。
食べたのにお腹が空く、というのは、一見矛盾しているように見えるかもしれません。
でも、矛盾じゃないんですよ。
ここまで読んでくださったかたは、推理できるかも♪。
食べた
↓
消化酵素を作れた
↓
食べたものをうまく消化できた
↓
消化されたものをちゃんと吸収できた
↓
吸収したものが体で使われた
↓
しっかり活動できたし、体の修復もできた
↓
次の食べ物が入ってくるのが待ち遠しい
ということ。
つまり、体がちゃんと回っているということ。
だから、食べるとお腹が空くのです。
6. 自分に合っているかを知る方法
「お腹が空いてから食べましょう」に限らず、世の中には、いろんな健康説があります。
いろんな人がいて、大事にしていることも人それぞれなので、いろんな説があって当たり前。
なので、それが自分の体に合っているのか、合っていないのか、自分にとって本当に健康なのかを見極めることはとても大事。
見極めるときは、体感も大事だけれど、体感は時として勘違いします。
栄養が足りていないのに、お腹が空いていないと感じることがあるように。
じつは、足りていないから勘違いするんですよ。
なので、主観だけでなく、血液の状態から客観的に判断することも大事だというのが、いろんなクライアントさんを見てきた私の説。
一般的な健康診断や人間ドックでは、分子栄養学的な血液データの読み方をしません。
血液は、体の栄養状態を何よりもよく表しています。
特に栄養の不足について見極めることは、分子栄養学のほうが得意!
しっかり解析して、客観的に見てみると、自分の体の栄養状態がよくわかりますよ。
栄養状態がわかれば、どうすればより元気で楽しく過ごせるのかが見えてきます。
7.食べられない人はどうすればいいの
栄養不足があるために、食事をしっかり食べたくても量を食べられない、食べるとお腹を壊してしまう、というケースは珍しくありません。
そういうときに、肉や魚をしっかり食べてと言っても無理なハナシ。
そして、お豆腐のような植物性のものだけでは、栄養が限られてきてしまいます。
そういうかたには、栄養療法用のアミノ酸(化学調味料のアミノ酸とは違いますよ〜)のサプリメントで、気持ちよく食べられる体に整えていきましょうとお伝えしています。
しっかり栄養補給されたかたは、「そんなことあったっけ」と言っちゃうくらい、気持ちよく食べられることが当たり前のようになっていらっしゃいますよ。
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今回の前・後・続編でお伝えしたかったのは、しっかり食べることが大事だよということ。
何度も書いたように
からです。
食べることは、体の中に栄養があるからこそ、できること。
体は、栄養が入ってくるのを手ぐすね引いて待っています。
ご相談メニュー、ご用意しています。
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