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アメリカドライブ旅行:静かな海辺のリゾート、メンドシーノ(Mendocino)前編
私たち夫婦にとってワンコなしの休暇は考えられません。ワンコたちと一緒にどこへでも行けるように2010年に初代なんちゃってキャンピングカーを購入し、そのあと2013年には2代目なんちゃってキャンピングカーが我が家にやってきます。くま、スクラフィ兄ちゃんそして2012年に家族に加わったペピはいつも私たちと一緒にキャンピングカーに乗っていろいろなところへ旅をしました。
なんちゃってキャンピングカー
なぜなんちゃってがついているかというと、私たちのキャンピングカーは手作りキャンピングカーで通常のキャンピングカーに装備されている機能が全部そろっていないからなのです。例えばシャワーはついていませんし、トイレはバケツを使います(トイレの使用は緊急時のみです)。水道はありますが、お湯はでません。現在使用中の2代目は運転席と助手席しかついていなかった貨物用のバンを夫が少しづつキャンピングカーとして使えるように改造していきました。(自作キャンピングカーの詳細はこちらへどうぞ)
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くまは初代と2代目のキャンピングカーに乗ってメキシコやアメリカ国内のいろいろなところへ行きました。(初代キャンピングカーで行ったメキシコ旅行記はこちらでまとめています。)このシリーズではアメリカ国内のキャンプ旅行をご紹介していきます。最初のエピソードは北カリフォルニアにある静かな海辺のリゾート、メンドシーノ(Mendocino)という街へ行った旅行記です。
ヒチコック映画”鳥”の舞台になったボデイガベイへ
私たちの夏の家、ボートが停泊しているバークレーからメンドシーノまでは距離にして約260キロ。日帰り圏ではありませんが、週末に1-2泊するにはちょうど良くサンフランシスコベイエリアの住民に人気のあるリゾートです。メンドシーノまでのルートは海沿いの断崖絶壁のコースで絶景を楽しみながらゆっくり進むか、または遠回りになりますが内陸を通っているハイウエイを使って途中から海方向へ向かうかのどちらかのルートになります。私たちは行きは断崖絶壁コースで帰りは内陸のハイウエイを使うルートを取りました。
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まずはバークレーから約100キロのボデーガベイ(Bodega Bay)という海辺の小さな街を目指します。ヒチコックの有名な映画”鳥の舞台にもなりましたが、観光地としてはあまり知られていません。風がよく吹く浜があるので私たちにとっては日帰りでウインドサーフィンに来るところでもあります。また冬になるとカニ漁が解禁になるので、カニ釣りのメッカとしても人気があります。
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メンドシーノまで断崖絶壁の100キロを行く
ボデーガベイを過ぎてしまうと小さな部落が続くだけでほぼ未開の地がメンドシーノまで約100キロ続きます。距離的にバークレーからメンドシーノまで約半分ですが、ボデーガベイからメンドシーノまでは断崖絶壁のくねくね道を走るので約2時間半かかります。携帯の電波塔は時々出てくる小さな部落にあるだけなので、部落を通りすぎるとまったく電波がなくなってしまいます。ところどころで登場する部落には小さなよろずやさんがある比較的おおきなサイズのところもあって水や食料が足りなくなったときの補給はできます。でも私たちはボデーガベイで給油と買い物は全て済ませてからメンドシーノに向かいました。
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メンドシーノまでの道のりはずっと絶景が続きます。北カリフォルニアの海岸線特有の切り立った崖に波が打ち付ける荒々しい光景は本当に素晴らしいです。でも運転中はくれぐれも景色に集中しないように気を付けてくださいね。対面交通の上にアメリカとしてはかなりせまい道幅でガードレールなるものはあまりなく、この道を観光バスのようなサイズの大型キャンピングカーがじゃんじゃんと通行していきます。夫が運転していてくれたので私は思う存分ダイナミックな海岸線の景色を楽しむことができました。
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アワビが捕れる浜
断崖絶壁の海岸線を一通りすぎると町らしいところに入っていきます。メンドシーノに入る前に海岸にある州営のキャンプ場を見つけたので、こちらで一泊していくことになりました (Van Damme State Park Campground)。ところがキャンプ場は満杯。がそこはふところの広いアメリカのキャンプ場、目の前にあるビーチの駐車場で一泊してもいいよと許可をくれました。もちろんキャンプ場の利用料は払ってレシートをダッシュボードに貼り付けます。目の前がすぐビーチのプレミアムロケーションで正規のキャンプ場よりもずっと良い環境で一泊することができてラッキーでした。
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このビーチ、実はアワビが捕れるのです。一般の人でも許可を取ればアワビを捕ることができます。たしか一人2つまでだったと思います(サイズの制限もあり)。ところが年々アワビの人口が減っていて2017年からアワビ漁はずっと禁止されていて2022年現在もまだオープンされていません。いつかまた人口が戻ってきてアワビ漁が解禁になったら来てみたいなあと思っています。
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