和田麻亞璃(まあり) シリコンバレー女性起業家

1975年東京生まれ。25歳会社員→2001年渡米、2002年シリコンバレー起業/創業…

和田麻亞璃(まあり) シリコンバレー女性起業家

1975年東京生まれ。25歳会社員→2001年渡米、2002年シリコンバレー起業/創業。2006年から日本製靴下ブランドを全米展開、現在北米中心に800社以上の取引先を持つ。アメリカ進出を目指している方・企業向けに、アメリカでのビジネス日記を綴っています。

最近の記事

パタゴニアのCSR(企業の社会的責任)

Patagoniaのオンラインショップで買い物をしたら、 届いたパッケージに Patagonia(パタゴニア)のCSR(企業の社会的責任) としてのメッセージがありましたので、 こちらでご紹介します。 こちらが届いたパッケージです。 リサイクルのクラフト紙で、90%コンポスタブル(生分解します。 リンク先である Patagonia.com/actionworks へ行ってみると、 For almost 40 years, Patagonia has supporte

    • コロナ禍、アメリカ企業の次のフェーズとは?

      日本で言うところの企業理念、原理原則。 アメリカでいうMission(ミッション)は、アメリカで起業するなら当たり前に存在する。 まずアメリカ進出したい日本企業はここからスタートすべきである。 このMissionについては、私が20年近く、アメリカの企業をみてきて事実であり、セミナーなどではいつも口を酸っぱくして繰り返しお伝えしている内容です。 ところが今回コロナ禍となり、このアメリカの企業のMissionありきの価値観が、次のフェーズへの移行が加速しているようなのです。

      • アメリカ社会の理想は、STAR WARS(スター・ウォーズ)

        2020年5月25日にミネアポリス近郊で、 警察官の不適切な拘束方法によって死亡させられたジョージ・フロイド事件により、 アメリカでは、Black Lives Matterを掲げたデモや、企業でも提示するだけではなく、 あわてて 黒人の方を雇用したり、 黒人経営の企業と取引を増やすなど、 今回の事件をきっかけに社会的にはとてもセンシティブに影響があるようです。 ファッション業界で、Shopping Holicである私は、 2001年渡米してからほぼ毎日オンラインショップを覗

        • なぜ うちのマスクがアメリカで売れているのか?

          「日本人はよくマスクをしているから、日本のマスクはとても良いものなのでしょう?」 「あなたの靴下はとても良い製品だから、マスクもとても良いものでしょうね!」 コロナ禍でマスクを販売前からから、お取引先からとても良い評価を頂いています。 現在では、 「BEST face mask ever!」 「This face mask is the BEST!」 と、口コミで広がっているそうです。 しかしながら、 うちのマスクはアメリカ市場で売れているのは、日本製で品質が良い

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          アメリカ市場の高い意識レベルについて

          2020年4月、コロナ禍からスタートした日本製マスク販売。 おかげさまで、 カリフォルニア州とオレゴン州を中心に全米で、9月末時点で5万枚近くを販売しています。 全米に流通するために、 全米のFood Coop(日本でいう生協)にマスクをご紹介しています。 Food Coopは、 全米チェーンのSafeway(セイフウェイ)やWalmart(ウォルマート)に比べて、 オーガニック食品やローカルで採れたもの、地球環境をとても大事にしており、 意識が高い人たちが会員となり買い

          アメリカ市場の高い意識レベルについて

          アメリカン・ドリームとは一発当てる事ではなくて、誰にでも無限の可能性の機会があるという事。エリートでもなく、資産もなく、またネイティブ英語を話せない私でも、アメリカで起業し、アメリカン・ドリームの中に居ます。

          アメリカン・ドリームとは一発当てる事ではなくて、誰にでも無限の可能性の機会があるという事。エリートでもなく、資産もなく、またネイティブ英語を話せない私でも、アメリカで起業し、アメリカン・ドリームの中に居ます。

          日米の雇用関係の違い(教育と文化の違い)

          アメリカのスタッフの方は、 小さい時から自分の考えや価値観が明確だから(そのように教育されている)、自分の価値観と当てはめて、意見が生まれ、その意見を伝えてくれる。 日本の場合は、相手を尊重する日本の美学文化としてのアイデンティティーがあるから、意見が合っても、心の奥底に留めていることが多い。がしかし、この意見を理由に退職する方が多い。 私の日米の雇用経験で感じていることです。

          日米の雇用関係の違い(教育と文化の違い)

          幸せは人間関係から生まれる

          学生の頃、とても仲の良かった友人たちから突然絶縁されたり、または友人の態度が気に入らずこちらから縁を切ったり、 起業後も、毎年退職者が続き、スタッフが定着しない。 (日米の雇用の違いはこちらの記事) 経営者の一番の悩みは雇用だということを実感せざるを得ない状況が続いていた。 とにかく人間関係の問題というのは、一生涯において付き物なんだと思っていましたが、 しかし 今現在、私は、 友人関係においても、雇用関係においても、人間関係の問題が一切ありません。 そしてこのことは