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コロナ禍、アメリカ企業の次のフェーズとは?

日本で言うところの企業理念、原理原則。
アメリカでいうMission(ミッション)は、アメリカで起業するなら当たり前に存在する。
まずアメリカ進出したい日本企業はここからスタートすべきである。

このMissionについては、私が20年近く、アメリカの企業をみてきて事実であり、セミナーなどではいつも口を酸っぱくして繰り返しお伝えしている内容です。

ところが今回コロナ禍となり、このアメリカの企業のMissionありきの価値観が、次のフェーズへの移行が加速しているようなのです。

ご存知の通り、
アメリカでのコロナ禍の生活は、自粛規制があり、スーパーマーケットやその他必要最低限の外出のみです。

今後の景気に不安もあり、お財布の口もさらに固くなっていますから、実際にお金を使う際にはとても良く考えるわけです。

「本当に必要なものか?」
「贅沢品ではないか?」

実際にスーパーマーケットの棚を見ると、
卵や牛乳、パスタなどは未だにすぐに無くなっていますが、
食卓を豊かにするようなチーズや生ハム、スイーツなどの在庫は、いつでも棚に置かれています。

自分のお金を大事に使う傾向が強くなっています。

そして、さらにその先の価値観として、

「自分のお金を、企業はどのように使うのだろうか?」

消費者からすると、
自分のお金がどこへいくのかを知りたいという傾向が高まっているようなのです。

すなわち、
社会貢献度が高い企業の商品を購入することが顧客満足度に繋がっている。
ということです。

実際に弊社のお取引先のアパレル大手企業では、
Animal SocietyやNational Park Foundationなどをパートナーにおき、売上の一部を寄付したり、社会活動のプロジェクトを行い、
その活動を報告するページが増えています。

Free People
anthropologie

コロナ以前からもちろん、企業の社会的活動や責任(CSR)は存在し、マーケティングのツールとしても活用されていました。

コロナ禍により、
企業の社会的責任はさらに重くなってきており、
消費者にとっては「企業の社会貢献が判断基準」になる傾向がとても高くなっています。

次のフェーズとは、
企業の社会貢献活動を発信していく時代。

あなたの会社は、どのような社会貢献を行っていますか?

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