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経験の少ないエンジニアのための給与交渉術①

この記事では自分が所属する会社との給与交渉についてお話していきます。

結論、『心を鬼にして交渉すべし』

前提

SES企業の給与システムにはざっくり2パターンあると思います。
パターンA:役職や階級、グレードが上がるにつれ年々昇給していく。
パターンB:案件単価が上がった場合に昇給していく。
今回はパターンBで使える内容です。
(パターンAは会社の仕組みを変える必要がある。あとやった事がないから話せない)

内容

案件単価が上がったら昇給する企業では
「案件のうち〇〇%を給料として還元」という給与システムが多いです。
(幅広く40%~80%まで様々な企業があります)

仮に「単価50万」「還元率60%」とした場合の給与
 50万×60%=30万(年収360万)
仮に「単価60万」に上がった場合は以下となります。
 60万×60%=36万(年収432万)

ここでいう還元率とは企業によって定められているものが多いため
給与交渉=「単価を上げるために交渉」をしていくことになります。

交渉する際に重要な要素を2つ紹介します。
1.上流工程が出来る
監視より運用、運用より構築、構築より設計、設計より要件定義、、、
このように上流工程にいくほど単価は高くなります。何故なら難しいから。
つまり今監視をやっている人は運用、運用をやっている人は構築の案件に入ればそのタイミングで単価も上がりやすいということです。

しかし実際に構築経験がない人は
構築案件に入れないといった話もよく聞きますが、
ここで重要なのは「どんな経験か」であるということです。

何が言いたいかというと
「実際に構築案件に入ったことはありませんが、
上流工程にステップアップしていきたく、自分で仮想サーバを複数台立ててOSをインストールした経験があります。その際、公式サイトで推奨されている設定値を参考に自分なりに設計書や構築手順書を作成し、検証期間も設けスケジュール通りにサーバ構築をしました。そのため現場でもかなり早くキャッチアップ出来ると思います」
という人は構築案件にアサインされる可能性が非常に高いということです。

自社の営業さんに「構築をやりたい」と言ったら、「まずは運用で経験を積んでから」などと言われるかもしれませんが、実際に経験があるのだから「もう構築できるのでやりたいです」と言ってみましょう。相当ブラックでない限りは動いてくれるはずです。

重要ポイント

 大切なのは経験を「会社が積ませてくれる」のを待つか「自分で勝手に積んでしまうか」


ちなみにこれを聞いて
「自分で業務後も勉強しないといけないのか、、、」と思った方へ

さっき書いたことなんて全く難しくありません。
ネットで調べればすぐに出来ます。
しかし『世の中の多くの人がその簡単なことをせずに会社に頼って待っている』のです。

シンプルに考えてください。
「運用」で経験を積んで「構築」ができるようになりますか?
(※もちろん必要な知識はつきますが)

もっと言えば、一度でも構築案件に入れば次回からは「構築の実務経験」がある人材になるのですから、必要なのは「構築の実務経験を積むための構築経験」でいいのです。

そこに今のスキルもプラスしてみましょう。
「運用でいつもこういうログを見ていたので、ここの設定は理解できた」
「コンピュータ名やユーザの命名規則も運用での経験を元に分かりやすくした」
など現状の知識+新しいチャレンジさえすれば
交渉はほぼ終わったようなものです。

仮に上記のような内容で通じなかったら下記を参考に
別のSES企業にカジュアル面談を入れちゃってください。

もしかしたらそこでは努力が認められ「ウチで構築案件に入ったら年収これくらいになりますよ」なんて言ってもらえるかもしれません。

長くなって申し訳ないですので、
重要な要素の2つ目は別で書きたいと思います!

また会いましょう!



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