17年間あったことの無い父親の存在

17年間あったことのない父親は僕にとって昔からいないものだった。母親、祖母、祖父、叔父がいるのが普通。父親なんていらない。小学校の時親の似顔絵書く授業があった。気にせず母親だけを書いた。なんとも思わなかった。父の日その日は叔父や祖父にプレゼントとか絵を送ってた。別に父親に興味がなかった。中学の時も同じ。そして飛ばして高二、母親は父親の誕生日を忘れていなくて会いに行った。そこからだった。母親はお金がなくても父親がやってるBARに遊びに行く。僕は夜一人。けどある日父親の店に連れてかれた。でも言ってはいけないことがあった。それは父親に自分が娘だと言う事。言いたいけど言えないのはもやもやした。会えてうれしかった。その時間は楽しく、あっという間に終わった。今日また会うと言っていたのに会えなかった。そしたら涙が出てきた。本当は父親が恋しかったのかもしれない

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