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華道と茶道の始め方


私のきっかけ

自分の祖父の家系が呉服屋だったことから、おじいちゃんの家に遊びにいくと、反物が転がり、おじいちゃんが着物をたとう紙にしまっている。
そんな環境で、私も幼少期から着物が大好きでした。
でも、着物を毎日着るには理由があったほうがいいと気づきます。
着物を着ていると「今日は何かあるの?」と聞かれるんです。
じゃあ、何か理由をつけようと。

舞妓さんになれたりしないかなと考えたのが15歳。
高校受験に疲れたときに、少し舞妓さんのなり方を調べたら15歳ではもう遅いことを知ります。

それでは、と思って考えたのが、
「華道と茶道」でした。

どちらか1つだけ習っている人も多いですが、茶道をやっていると床の間に茶花を飾るので、これは両方の知識があったほうがよいだろうと私は2つとも習い続けています。

華道の始め方

華道にも流派があります。池坊、小原流、草月流・・・と。
私はいちばん聞いたことのある、「池坊」を選びました。
大学の華道部から始めたのですが、のちに先生がご逝去されてしまい、、
自宅の近くで新たに先生を探しました。

私のおすすめの探し方は、
インターネット検索からの電話での問い合わせ。

上記のサイトで検索できます。

ある程度絞ったあと、池坊の総務課に御電話をして、ご相談しました。
前の先生が厳しい方だったので、しっかりみっちり稽古いただける先生よい旨と、「池坊中央研修学院出身」の先生がよいことを伝えて2名ご紹介いただきました。
※池坊中央研修学院とは、大人のためのお花の大学みたいなところです。
有名で力のある先生方はだいだいこちらの出身です。


その方に私からアポイントをとり、体験レッスンの後、お社中に入れていただきました。
お社中は基本的に一度入ると一生ものです。私の先生には、親子の関係だと教えていただきました。簡単には切れないものなので、しっかり合う先生、よい指導をしてくださる先生を選んだ方がいいです。

また、華道は華道展になると、修羅場です。指導はより一層きびしくなり、泣きながら生けたことが何度もあります。華やかな習い事ですが、それ以上の厳しさがあります。
ただ、日々の鍛錬が結集した作品がライトアップされているのをみると、
ああ華道っていいな~と思い。また日々のお稽古がスタートしては、ああ辞めたいと思う。そんな日々を繰り返して、私は14年経ちました。

茶道の始め方

最近はマインドフルネスの流行もあったり、VIVANT?で茶道の描写があったそうで、茶道やりたいと言っていらっしゃる方もいますね。

茶道にも流派が多々あります。有名どころは、表千家、裏千家、武者小路千家・・・
その中でも海外で教えることも想定して、一番会員人口の多い裏千家を選択しました。
私は華道の先生のご紹介で茶道の先生のお社中に入れていただいたのですが、茶道の先生がご高齢になったので、ほかの先生を…ということで、
都内で新たな先生を検索しました。

こちらで検索して、体験に伺いたい旨をメール。
裏千家を通じて、先生にメールが届き、体験に伺ったら、
「教授」の資格をお持ちで、とてもよいお稽古をつけていただいたので、その場でお社中に入らせていただきました。
「専任講師(お茶名)」をお持ちの方はたくさんいますが、花嫁修業の一環で取られた方の中には盆略すら怪しい方もいます。
そのため、私は「助教授」「教授」の資格をお持ちの先生につくのがよいと思います。

お花とお茶の続け方

お花とお茶を14年やっているというと、やっていない方には「おお!」と言われます。
採用面接でも好意的に受け取られました。
しかし、14年なんて昨日生まれた赤ん坊のようなもの。ひよっこです。
80歳、90歳でも現役の先生方の前でひれ伏す毎日です。

そして、とんでもなく厳しい指導のこともあります。
親より厳しい。厳しさが時代を超えている気がします。昭和生まれの親の厳しさをはるかに超えて、大正・明治時代の方の教え方はこんな感じかな~と思っております。

でも、それでも自分としては学ぶことも多いので、毎回その厳しさに耐えられず、やめようと思いますが、やめられないのです。

また、年々職位も上がって、どちらも講師資格をいただきました。
それもまた嬉しくて続けております。

師をもつことは、とてもよいことだと思います。
私の場合、親がアル中・躁鬱で一時、家は競売にかけられ、家族が解散になりました。
その時に、華道・茶道の先生には本当にお世話になりました。
心の支えになっていただき、親代わりに礼儀作法、心の在り方も教えていただいたので、私も誰かのそんな存在になりたいと日々稽古を続けています。

昨日の行之行台子のお稽古で頭が混乱しておりますが、また来週お稽古頑張ります!


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