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名も無きサラリーマンの詩(歌)

こんばんわ。徒歩です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。昨日から、蝉の声がちらほら聞こえ始めました。夏になりましたね。
ちょっと、詩(歌)的なものを作ってみました。
お暇な方はどうぞ。

〜名も無きサラリーマンの詩(歌)〜

僕は歩く、この道を。
何もない、だだっ広いこの荒野を。
どこを歩いたっていい。
どこに向かったっていいんだ。

どっちが右でどっちが左か、
なにが良くて、なにが悪いのか、
それすら、分からない。
正解なんて、どこにもない。

周りに、他の人も歩いてる。
足の速い人や、遅い人、休んでいる人、
立ち止まって悩んでいる人。
色んな人がいるよ。

困った時は、
途中で、人に聞いてみるといいかもね。

親切な人は、助言してくれたり、
途中で声をかけてくれたり、
何か大切な物を、渡してくれるかも。

意地悪な人に、意地悪されたり、
意地悪な人に、助けられたり。

道を歩いていく中で、
色んな思いをすると思うよ。

そして、ゴールがあるんだよ。
この先、直ぐか、凄く遠くにあるのか。
それは、ゴールの間近でしか分からないんだ。

僕は、歩く。
おぼつかなく、頼りにならない、この情けない足で。

ぶつかりながら、傷つきながら、両手にもらった、大切な物を抱えて。

情けない経験を頼りに、方向を変えていく。
自分の信じる方へ。大切な物を落とさないように。

僕は、歩く。
雨の日も風の日も、
うだる様な暑い日も、
身を切るように寒い日も
僕は、その中を一人で黙って歩いていく。
我慢をしてるわけじゃないよ。

雨や風、暑さ、寒さを直に感じていたい。
その時の自分の感覚、感情を大事にしたい。
そして、何より避けては通れないんだよ。

大事な事は、ゴールまでたどり着く事なんだ。

疲れたら途中で休んでもいい。
自分のペースで歩く事。
自分の足で歩く事。自分でつけた足跡は、
自分にしかつけられない足跡だ。

他人に代わってもらったら、
それは自分の足跡じゃないよ。

誰かに強制させられて、いやいやつけた足跡も、結局は自分の足跡になっちゃうからね。

足跡には、ちょっとだけ、責任持たなくちゃ。

不安になった時は、両手に抱えた大切な物を、じっと見つめてごらん。
振り返って、自分の足跡を見てごらん。
ちゃんと自分のがついていたら、
少しは、安心すると思うから。

僕は、歩く。この道を。
何もない、だだっ広いこの荒野を。

ゴールが見えてきたら、両手に抱えている大切な物を渡さなきゃね。

ゴールした後は、大切な物は持っていけないんだ。

お世話になったね。離すのは、心細くて、寂しいけれど。

でも、今度は、僕が渡す番。

周りを見てごらん。
大切な物を、必要としている人が何人かいるでしょう?

あなたなら、分かるでしょう?

その人達にちゃんと渡してあげて。
受け取った時のあなたと同じ様に、とても喜んでくれるし、大事にしてくれると思うよ。

そして、それが、この先もずっと受け継がれていったら素敵だね。

それが、僕の、あなたの役目だったのかな?

あと少し。ゴールに向かって、あなた、僕、の歩き方で最後まで頑張ってね。


※本日もお疲れでした。
社会の片隅から、徒歩より。

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