男の子に相手にされなかった毒親育ち~ざっくりとした話~

男の子に相手にされなかった過去。

容姿もダメ、性格もダメ。
そんな私は、男の子に全く相手にされなかった。
“モテたい”というには語弊があるが、人並みに…それなりに、男の子から女の子扱いされたかった。
かつては、好きな人からは「タイプじゃない」と容姿を言われ、合コンの男の人には背中を思いっきり背かれ、男の子達から連絡先など聞かれたことのない、つまりは全然目もくれない、そんな女の子だった私。
今にして思えば、男の子側の気持ちもわかる。
容姿が良くないのはさておき、性格も極悪だったからな…。

夫と出会う6年ほど前にダイエットを開始。
しかも、3年以上かけて16~17キロほど痩せた。これだけ痩せると顔つきが変わる。メイクも髪型も従来とは違うものにした。
洋服もガラッと男の子ウケしやすいナチュラルなものに変更。(それまではフリフリやスカートが好きだった)
恋愛指南書も読み漁って、1人でかなり練習した(笑)

数年の努力の甲斐あってか、人並みには男の子に女の子として見てもらえるレベル?まで行けた。
その時は嬉しかった。
男の子の私の見る目が明らかに違うのが、自分でもわかった。

婚活パーティーでは上手くいかないのだが、ある日を境にふっ切れた私は、「男の子ウケなんて気にしない!ありのままを見せる!」と決意した私。
「お部屋は汚いです。片付けできません」
「料理下手です」
「私なんて、やめた方がいいですよ」
笑いながら、そんな態度を取るようになり、「笑いを取ってやる!」なんて芸人魂までなぜか発揮。

ただ、不思議なものでー
それが逆に“結婚を意識する男の人”には好感が持てたようだ。
多分、婚活市場に置いて、自分のことを明るく下げる女の子なんていないのだろう。
事実、夫も「“私なんて、やめた方がいいですよ”なんて言うかぼちゃさんは頭イカれてる」と思ったそうだ。
それと同時に「この子は嘘つかないんじゃないか?」とも思ったそうで、私に好感を持ったそうだ。

過去の私は、毒家族にまみれながら性格はひん曲がり、人様を罵倒することしか脳のない女だった。それは誰も寄り付かない。
もちろん、自分に原因はある。誰も悪くない。
けれど…
子どもにとって環境とは非常に大切で人生を左右するのは間違いない。
子どもは親の背中を見て育つ。
言い訳だが、人様をいじめて傷つけてきた私も毒家庭で散々いじめられてきたので、過去の私も不憫ではある。
今の私のまま、学生時代に戻って、学生時代を人並みに謳歌したいという気持ちになる。
今日もそんな夢を見た。
過去は不幸せだったが、今は幸せ。それは贅沢なことだとわかってる。
けれど、過去の私を取り返したい気持ちもある。普通の青春を過ごしたかった…。
今後もそんな気持ちを抱えたまま、生きていくのかー。
少し気が遠くなるな…(苦笑)

子育てをしっかりして、我が子を愛して、夫も大切にする。
これが1番!

大丈夫だよ、私。

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