毒姉からデブスと罵られたコンプレックスだらけの私のトラウマの過去

私の毒両親と毒姉達は、容姿に厳しかった。
特に、毒姉は私に対して「ブス、不細工、デブ」と私が物心つく前からずーーーっと罵っていた。
幼少期はさほど気にせずにいたが、小学生高学年になるにつれ、日々の容姿への罵倒が精神的につらくなった。
某漫画家の漫画が全巻うちにあり、その男性漫画家も「ブス」など平気で表現しており、男子はブスな女子への当たりは強く、まるで私自身を見ているようで、「ブスだと人権はないんだな」とますます思い込んでしまった。
そのため、私も芸能人はもろちん、同級生など身近な人様の容姿を罵った。平気で「◯◯さんブス」など言っていた。
自分のコンプレックスを他人様にぶつけていた。
今の私なら、その“ブス”という言葉さえ書きたくないし、口にしたくもない。
人様に投げる言葉ではない。ひどい言葉だと理解できる。

今から書き出すことは、私の心の傷の1つだ。わざわざ古傷を書き出すことにためらいはあるが…あえて荒療治で書こうと思う。
中学生の頃、先生に頼まれて(そそのかされて)、生徒会に立候補した。
同じく立候補した女子は華奢で色白で女の子らしい可愛い子だった。(△△さんと仮名)
演説が終わり、結局私は落選した。
落選した後に、別のクラスの子が「△△さんが演説で挨拶したら、上級生の男子が挨拶し返した」と私に言ってきた。つまりは、△△さんは可愛いから男子に相手にされ、その男子が可愛い子だから投票したという理由でかぼちゃちゃん(私)は落選したんだよ、と言ってきた。
私は、物心ついてからもずーっと毒姉からブスだのデブなの言われて無視されて過ごしてきたので、「私は正真正銘のデブスなんだな」と冷静に受け止めた。
心の奥底では傷ついたけれど、もはや容姿を罵られることは日常茶飯事だったので、麻痺してしまった。
私は幼少期から人様の容姿を罵倒していて、家庭内でのゴタゴタのストレスから学生生活では同級生達に怒鳴り散らしていたので、自業自得だ。
ただ、今ようやく普通の生活を送っていることで、自分の生い立ちに同情するし、過去の私にいじめられた人達には申し訳ない気持ちで頭がいっぱいになる。

私はますます自分を大切にすることができずに、無意識に人様に嫌われるような言動や態度をとるようになってしまった。
こんなデブスを相手にする人なんていない、私という人間は嫌われてなんぼ、生きている価値はなし、だと無意識に本気で思い込んでしまったのだ。
そのため、ますます乱暴な態度や言動をとる学生時代と社会人生活を送ってしまい、ますます人様に嫌われた。

私は本当に醜い。
信じられないかもしれないが、こんなこともあった。
小学生の頃は、私は怒鳴りちらし、乱暴だったので、男子から「ブス!デブ!」と言われまくった。同じ班の男の子からは「男子でアンケートとったら、かぼちゃは最下位。1位は◯◯ちゃん!(細くて可愛い子)。男子は、お前が嫌だ!」と、アンケート結果を聞かされた。
女子からも「おデブちゃん!おかめ!」と言われたり、「かぼちゃちゃんの体重は◯◯キロある」と太っている私の体重をクラス中に裏でばらされたこともある。
中学生の頃、1人で自転車に乗ってたら、車から若い男性に「ブース!」といきなり言われた。
大学受験時には、姉が同行したのだが、受験先の係のおじさんが、私を保護者と思い、姉を受験者だと思った。姉が逆だと言うと、おじさんは本気でかなり驚いていた。それくらい私は老けていたしおばさんくさかった。
大学生の頃はバイトで立っていたら、知らないおじさんからいきなり「あんた太ってるな」と言われた。私は笑って「はい」と答えた。
それくらい容姿も性格も悪い。
なので、女芸人が男芸人に容姿をいじられてるシーンは、自分自身のことを言われてると思っているし、本当は聞きたくない。
芸能人が「ブスに人権はない!家から出るな!」とかそういう類いのことを言っているのを聞くと、「あ、私のことだな」と笑って聞けない。

そんな私が、今は“常識のある男性”と結婚できて、幸せに暮らしている。
本来なら、旦那は私を選ぶような人ではない。
旦那は“普通の、素敵な人”だ。私にはもったいないくらいに。
そんな旦那が、なぜ私を妻にしてくれたのか?
それは、血反吐をはくほどの努力をしたからだ。

自分に自信のない方に、少しでも希望になってほしくて、後々の記事で私の“並々ならぬ努力”を書いていこうと思う。

だが、まだまだ私がいかに醜いのか、書き出していく。
私のコンプレックスだらけの、“容姿”にまつわる悲しい過去だ。
トラウマです。

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