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「群青日和」 朝日奈 昭 著 (短編小説)


書店にて購入、物語りに引き込まれて一晩で読了。
本書の作者である「朝日奈 昭 」氏は、前著「 ガラスの靴が探せない 」より一貫した「社会に適合できない若者に対する警鐘」という明確なメッセージ性を作品に投影していると感じた。
とくに主人公である「あすか」が校外パレードの日、制服姿が並ぶ中ひとりだけピエロの格好で登校してしまう(父の形見なのが後で分かる)シーンに、何とも言えない違和感を覚えた。

★★★ 会社員 40代


私は普段から本を読む方ではないのですが、夫に勧められて読み始めました。
あすかちゃんの不器用だけどまっすぐな性格と、それを陰日なたで支えるプロの幼なじみ健太。
ふたりの初デート、夜の拘置所に忍び込んでって所なんて、ついつい応援したくなって読みました。

★★★★ パート勤務 20代


「早く撃てよ……。 ソフトクリームがとけちまうぜ」
朝日奈作品でお馴染み、「ソフトクリーマー夜野」が本作でも読めるとは!
しかも、あすかが出るUFOキャッチャーの世界大会の陰のコーチとして重要に関わってるのにニンマリ。
あとはネタバレになるので。

★★★ ユーチューバー 30代


今度ハリウッドで映画化されると聞いて、はじめて読んでみたけど面白かったのひと言(笑)
原作の中のキャスティングで心配だった「自分自身を猫だと思ってる犬 ネロ」を「事故で脳だけ助かって猫の身体に移植」と、原作にはない設定で本物の猫をキャスティングするという方法に納得。
映画は原作の第一章、あすかがメカアライグマと決着をつけるとこまでらしいけど……。

★★★★ 素人獣医 30代


右翼思想で知られる朝日奈氏。
タイトル「群青=軍事 要」と既にサブリミナル的に主張し、「日和」でも日本万歳を声高に叫ぶあたり敵ながら流石である。
作者のペンネームも正に愛国心を前面に押し出している。
作品の創造をアイデンティティーの発露にしても良いが、諸外国に対して補償問題が懸念としてある中においてベストセラー作家がこのような事で良いのかと甚だ遺憾である。

★ ニート 60代


冒頭12ページ、あつあつのごはんの上で揺れるかつお節を繊細な描写で綴るあたり、朝日奈さんの「かつお節」に対するただならぬ愛情を感じました。
ただ、第三章の中盤で「暴れ漁師からカンパチをもらい、甲板の上で刺し身を作って食べる」シーンでワサビ醤油をつけていたのは、醤油付けない派のわたしからすると今イチでした……。

★★ ねこ 3歳


長男の出産を機に腰痛持ちになり、お通じも滞りがちに。
そこから外へ出かけるのも苦手になって、ふさぎ込むようになりました。
何十年もいろいろなモノを試してみましたが、なかなかコレ!というモノに出合えず諦めかけてました。
ふとCMで見かけダメ元で試してみたところ、ビックリしました!
階段の昇り降りも楽になり、お通じも改善。
今では、お友だちと登山を楽しめるようになりました。
年末はマッキンリーの最高峰に挑戦するつもりです。
朝日奈先生、ありがとうございました。

★★★★★ 主婦 80代







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