![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94275584/rectangle_large_type_2_69d8ad510b63a358f5cfc58714202c68.png?width=800)
Photo by
bicerin
息抜き超短編小説
『もうキャバクラには行かない』
「ごめん」
「笑いながら謝らないでよ」
「だって、おかしくて。貸切の遊園地でプロポーズしたんでしょ?それで断られたなんて、笑うしかないよ」
「あの日の為に、色々準備したんだ。遊園地の貸切は高かったし、オーダーメイドのリングだってかなりした」
「相当その子に入れ込んでたんだね」
「ひたすら後悔したよ。こんなにあっさり振られるなんて。今まで費やした時間とお金を返して欲しいね」
「でも彼女キャバ嬢だったんでしょ?本気になったのが間違いだったんだよ」
「そうだね……」
「まあ、元気だしなよ」
「ありがとう……ここに来られてよかった。キャバ嬢にはもう貢がないよ。これからはここに通うから。君のエースになるから期待しててよ。それじゃ、シャンパン追加で」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?