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洋画 『THE FLASH』 レビュー


悲しくも苦しくも、過去が今の自分を象る。

1回目は吹替でストーリーを追い
2回目は字幕でエズラ・ミラーを堪能しよう!
と、思ってます。
2回目見て、追記あるかもです(。ФωФ。)
※ネタバレあります※

あらすじ


トマト缶1つで、未来が望むものになるのなら。
なんて簡単なことだろう。
しかし、そう簡単には終わらない時間軸の難問に、バリーは直面。
18才のバリーとタッグを組んで、再び宿敵と相まみえる――!

時間ループでまき起こったスパゲティの世界線で、バリーが下した決断は。

感想


正直。
あっという間に終わるストーリーでした。
色んな要素が盛り込まれていて、シーンごとに違う映画を見ているような。
といっても、ニューシネマパラダイスみたいに急変はしませんが。
2〜3個の短編映画を見た感覚にも似た、余韻がありました。
ストーリー軸は1本なんで、全然1つの映画として楽しめるんですが。
振り返ってみると、分かりやすくシーンが分かれていたなと。そして、1本の映画だったのかと、思った次第です。

現代の場面で、フラッシュの立場を明確にし、過去に後悔があることを示唆。タイムスリップの話が持ち上がります。

そして実行。現代に帰ろうとした時、何者かの邪魔に合い、18才のバリーと対面。
自身が能力を失った代わりに、能力を得た18才のバリー。ここで、フラッシュの能力がどういうものかが、分かりやすく説明されます。

そして宿敵の登場。
ここで、未来だけではなく過去まで代わってしまったことを知るバリー。
今の世界でジャスティス・リーグを結成しようとしますが、存在しているのはバッドマンだけ。
代わりに存在したのは、スーパーガールでした。

ここからはまあ、色々あって。

ループしても取り戻せない命があることとか、邪魔者の正体とかが、明かされていきます。
結果、バリーが下した決断で世界線が戻ったように思えたのに。
やはり、トマト缶1つ(この場合はたくさんのトマト缶?)で、バッドマンがまた、見知らぬ人物に――!?

とまあ、最後はアクアマンとかも出てきて終幕。
またトマト缶を戻せばと思ったりもしたし、いや結局同じ過ち犯してんじゃん!とか思ったりもしたけれど。
本筋でのバットマンを演じられた役者さんが交代することを鑑みると、トマト缶をまた戻すという展開はないのかな?
って、感じです。

随所でうるっとくる場面はありましたが、1番心にぐっと来たのは、冒頭のバットマンの言葉でした。
過去を変えることの代償の話もしていましたが、それよりも、傷があるから今の自分があるというセリフの方が深く心に刺さりました。
飽きるくらい、聞いた言葉なのにね。なにかが違う気がしました。
そんなこんなで、冒頭何分で泣いた私……。

その他、気になったことといえば、母親が刺された後。

バリーは救急車を呼びに行ったのか。それとも、耐えきれずに外に駆け出したのか。ということ。
それだけで、バリーの傷の深さは全く違うと思うと、救えなかった命を数えたバリーのやりきれなさの根源がどこにあるのかが、これからの物語の展開にも大きく関わるのではと思いました。
同時に、なんだか込み上げてくるものもあり。
まあ、勝手な深読みなんですけどね。

18才のバリーと出会うとことで、急にお兄ちゃんになったバリーの変容には、若干の違和感を覚えましたが。
ちょっと急すぎてね。
あ、戸惑いも躊躇いもないのね!と、さっぱりとした展開に引腰のバリーが懐かしくなりました。
まずい!って、感じは見受けられましたがね。
…スーパーガールとの対面時には、若いバリーの背後に隠れていましたが。
女性が苦手なのは、弟ができても変わらなかったみたい笑


Pick Up 『 DC と MCU 』


DCとMCUの違い。
それは、
アニメ「ハンター×ハンター」の旧作と今作の違いのようなものではないかと、ふと思ったのです。

根底に暗い部分が敷かれている。それが、DC。
子供から大人まで。癖がなく、純粋に楽しめる。それが、MCU。

使用されている楽曲も、なんだか暗さがにじみ出ているなと。DCは。

そして、私の好みはその暗さだったりして。

楽曲は断然DCの方が好きなんですよね。

とはいえ。
どちらもそれぞれの良さがあり、楽しさがあり、面白みがあるのが、良いところ。

その違いを楽しめればと、思う所存です。

待ち遠しいのは、エズラ・ミラーの次の出演作ですがね!!!


創作のヒント


正直、演出はイマイチでした。
どこのって、時間を戻る際の。
とても分かりやすい感じの演出だったのかもしれませんが、少し冷めてしまうシーンでもありました。

たただからって、どんな感じで?と聞かれると、難しそうな感じ。
通り抜けるだけで良いのならまだしも、立ち止まって話し込むからなぁ。
大事なシーンもありましたし。

演出次第で感動を左右するとなると、演出にも力を抜けませんね。

話の盛り上げ方、大事。難しい。


でも、あの演出。
意図あってのもののようですよ?

まとめ

吹替版の感想としましては。

やっぱり、違和感。

細谷さんだ〜と思いながら見てました。
比較は字幕見てからじゃないとね!と思っているので。また後日?

何にせよ、エズラ好きすぎるヤツの戯言として聞き流してくださいね。お願いします。

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