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木漏れ日

春はあたたかい、ときに不安定になる。ポカポカだ!夏がもうそこまで来ている!という次の日には肌寒くなる。みんなほんと体調崩さないように、ね。

秋がだいすきなのは変わらないけれど、日本で生まれて良かった!と誇りに思えるくらいどの季節もだいすきなの、春も。さくら色に染まる街も緑が生き生きしているのも、ピクニックに行きたくなるのも、ぜんぶ。

いい香りがした


わたしの胸の内も気候と同じように不安定だった、大きな波が訪れた。大人になるってどういうこと?いまわたしは何がしたいの?そんなことを考えながら、なぜか寂しくなって涙が止まらなかった。女の子ってなんでこんなにも悩んでひとりで泣いちゃうんだろうね〜〜〜1歩を踏み出せていないじぶんを正当化して、守ることができなかった。じぶんのキゲンはじぶんで取らなくちゃなのに。

実家に帰ろうかと悩んだけど(悪いことじゃない)、目の前のことから逃げるのは今ではないのかもしれないと思って、もう少しじぶんを見つめることにした。自己分析が大切なんだって。

そんなことを言っていても、逃げることってほんとうに大事。だいすきなお友達からプレゼントで貰った絵本に書いてあった。逃げるために足はついてるんだって。わたしを守ってくれるお守りのような言葉。
それを胸にわたしはお散歩に出た、春の日。

この子たちも日向ぼっこしてた

こんなところにパン屋さんがあったんだ〜〜とか、この公園、また来たいなとか、黄色い蝶々が飛んでいて心が春色になったり、植木鉢が転げていて直しておいたり。こんなにも心地よいなら日焼けなんていくらでもしちゃえ!(すでに焼けている)

幼稚園かな、保育園かな、分からないけれど近くから子供たちの声が聞こえる。無邪気で好奇心があって、じぶんの気持ちのままに走り回っていて、そんな時もあったな〜〜〜と思うと同時に見習わなくちゃなあとも思った、胸がぎゅっとなった。
まだまだわたしもわくわくして走り回っていたい!

ころんとしていて可愛らしい靴


修学旅行生や外国人観光客で溢れかえっているところにやってきた。中高生を見てもう夏服の時期かあとしみじみ。ブレザーもセーターも着ていない、白黒の学生があちこちにいる。修学旅行って一大イベントだからこの日を待ち侘びていただろうし、みんなの目が輝いているように見えた。わたしが高校生の時はコロナで完全な修学旅行へは行けなかった。縮小して実施されたけど、その機会を作ってくれてありがたかったなあといまは思える。元々は北海道へ3泊4日する予定で、それからコロナが世に広まって、多くの人が犠牲になって、それどころではないという、恐ろしい世界に。
学校も部活も無くなって、今では考えられないけれど、お友達とも思うように会えなかった。そんな状況下だから修学旅行なんてしちゃったら学校側もリスクを負うことになるし、延期して頃合いを見たんだろう。予定していた半年後とかかな、近くのテーマパークとかへ行くことになった。コロナのおかげで、ということは絶対にないけれど、試練を乗り越えて生まれたかけがえのないものをあるな〜〜ということを思い出した……あたたかい日の14時すぎ。

わたしはやっぱり、どこへ行くかよりも誰と過ごすかが大事で、それがじぶんにとってプラスだったときに忘れられない特別な思い出になっているんだと思う。あの修学旅行はあのメンツじゃなきゃ成り立たないから。よかった、ほんとうに。

小さい頃、花冠作ったな〜〜


今日もまとまらない胸の内を、公園のベンチに座って書いていた。これからもじぶんに正直で居たいし、愛してあげたい。ダメになりそうなときは気持ちを文字にして整理するの、いいのかもね。

素敵な1日になりますように!らくだでした🐪

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