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都心に降った雪

立春が過ぎ、一気に気温が下がって凍える真冬の寒さ。
都心にも雪が降った。
かなり長い時間、降り続けた雪。

大人達は今日の帰り道の心配と明日の出勤を危惧しながら…
『お帰りは足元に気をつけて』『無事に帰れると良いですね』『明朝の通勤、大丈夫かな』と互いを案じ合う。

子ども達は空からどんどん降ってくる白い雪を眺めながら…
『雪で遊びた〜い』『僕は雪だるまを作る!』『明日、雪合戦したいな〜』
『雪、食べたい〜』『かき氷みたい』『何のシロップかける?』『苺かな?』『私はブルーハワイ、だって美味しいから』
こんなにも違う会話が繰り広げられる。

【今ここ】を思い切り感じて楽しめる子ども達に触れ合いながら、自分達にもそんな時があったと振り返った。

夏のスコールで、びしょ濡れになったその後に見た大きな虹。

台風の強風や雷を怖がりつつ、キャーキャー騒ぎながら感じた自然の猛威。

歩道橋から見た美しい夕焼けの色。

雪がチラつけば『たくさん積もって欲しいなぁ』と銀世界の朝を心待ちにしたり。

気づけば、そんな感性を閉じている自分がここに居る。


雪が降る中、こんな寒空に雷の音が聞こえた…珍しい空の様子を久しぶりに眺めてみる。
しーんと静まり返った街に大きな雷鳴が響く。

時々は思考を休ませよう。
私の感覚と感性を研ぎ澄ませて、もっと様々なモノを受け取っていこう。

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