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会計年度職員になった時の日記

メモ帳アプリのファイルを整理していたら
2023.8〜2023.3の期間で会計年度任用職員として働いていたときに書いたであろう日記が出てきたので公開しました。


こんなにゆるい職場なのに行きたくないのは何故?
みんな大抵始業ギリギリで滑り込んでくるし
掃除は業者に丸投げで掃除当番はなし
優しい人しかいない。
みんな背中には天使の羽が生えている。
易しい仕事しか任されない。暇な時間の方が多くて当然残業はない。
7.45時間のフルタイム  席は全く目立ない端っこで、日給計算したら8000円くらいの給料だった。短期なのに6日も夏休みがあるし、
こんなぬるま湯天国みたいな会社滅多にお目にかかれないのに

通勤中の車の中ではこのまま道がずっと続いて会社に辿り着かなきゃいいのにと考えている。
会社に行きたいか?と言われればYesではない。まあNOだが 、行きたくないかと言わればまあ行きたくは無いけど、行かなければ食っちゃ寝の暇を持て余すだけの日常に戻るだけで、過度な暇は人体には毒なのは痛いほど分かっている。

私のようなやりたいことも、意欲も、生きる執着も趣味もなにもない虚無に飼い殺されてしまった人間でも死なずに腐らずに生きていくには何かしら組織に属していた方がいいのかもしれない。いやそうしないとおかしくなってしまう。

私は実家暮らしで家庭という組織に属していたし、友達はいないが家族はいたので人と話す機会は十分にあった。だけど自分の属する世界がそれだけであることをとても窮屈に感じていた。毎日代わり映えしない日々が本当に退屈で苦しかった。自分の脳が日に日に溶け落ちて、空っぽになってしまいそうな感覚が怖かったのでなにかしようと思ったが、頭でぐるぐる考えるだけで実際に何もしてないし当然何も成していなかった。
たまに家に遊びにきてくれる猫さんを愛でるくらいしか活きた喜びがなかった。

今、その状況からは脱して短期だけど職に就けた。けど、なにか満たされない。頭も体も精神も空っぽのままで、どうしたら良いかわからない。今必死で言葉を探しているが、わからない。ことしかわからない。全く言語化できない自分が嫌になってきたのでもう終えようと思う。もう少ししたらわかるのかもしれないし一生わからないのかもしれない。まだもう少し生きてみようとは思う。猫さんに会えるし。


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