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北風が吹き荒れていた昨日とうって変わり
今日は小春日和の穏やかな日です

先日、以前働いていた職場の女性の先輩からメールがあり

「コロナに感染したの!」という連絡を受けました。

去年の同じ頃に、私自身も感染して10日ほど会社をお休みしました。

最初私は、主人の濃厚接触者となり
発熱して検査をして陽性となるという運びでした。

「もしも会社の人たちに広めてしまったら・・・」という気持ちと

けっこう重く出る自分の身体症状で、心身共にダメージを受けていました。

そんな時、彼女は毎日メールをくれて

会社は大丈夫!みんな元気!
治すことだけに専念して!
治った後に、こんな楽しい事を一緒にやろう!

そんな3点をいつも伝えて来てくれました。

🌿幼い頃、熱を出して辛い思いや不安な気持ちでいっぱいの時に

私を、より早く癒やしてくれたのは
代わる代わる熱を確かめる為に
私の額に乗せられた手の平でした。

その大人たちの手の平は、私の熱と不安を吸い取り
小さな私を楽にしてくれたと、今でも思っています🌿

体の病さえも、人の優しさや気遣いや言葉で
癒やされて行くのものなのでしょう。

会社の先輩も、孤独に感染と戦う私を、とても助けてくれました。

なので、今回は私が恩返しする番だと思い
「私にできること」を考えて・・・

私も毎日「楽しいメール」を送ることにしました。

結果、少しでも笑って貰えたかは解りませんが

そんな時は、文章を書く事が苦にならない自分で良かった気がします。

そして10日ほどたち
無事に仕事に出られる位に、回復した旨の連絡を貰いました。

そして今日は、そんな先輩に渡す快気祝いを買って来ました。

私の時も「温かいソックスと大好きなお菓子」を頂いて・・・

忘れもしませんが、それを渡してくれる時に
彼女は、ポロポロと大粒の涙を流して
「よく頑張ったね・・・!」と誉めてくれました。

私も、誰も他の人がいないはずの職場の朝とはいえ
気がつくと、つられて一緒に泣いていました。

「けっこう辛かったです!・・・」💧

🌿人の痛みを想像できる人は、もしかしたら人より多くの辛さを
自分でも引き受けてしまう事になるのかも知れません。
でも、人に対して無感情で「関わりを持ちたくない」と考える人は
自分も人から「深く関わること」を拒否され
優しさを渡す事も、渡される機会も失うのかも知れません🌿

思い起こせば「よく頑張ったね!」は
お産のときに、母から受けた言葉です。

私にとって、1番嬉しい言葉かも知れません。

感染はとても辛い経験でしたが
彼女の優しい涙で洗い流され
私にとって、大事な体験となりました。



追記
ギャラリーからお借りしたのは
「yukko」さんの作品です🥀ありがとうございました。


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