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昭和夫婦の試み

頭が柔らかくなってきた夫婦が、出した答えは
「1回動こう!」でした。
「何処へ?」「今いる場所へ!」

わが家はとても平均的な大きさのマンションに住んでいます。

完全に2人の娘たちは独立して、夫婦とワンコとの暮らしです。

主人の趣味は釣りや自転車、登山などのアウトドアで
私はインドアなのですが、家庭菜園やお庭などの夢は夫婦共通しています。

ですが都会に住めば、一般的には家庭菜園やお庭は、なかなか手が届かないのが庶民の暮らしです。

ここのところ移住も人気で、私たちも実際に興味のある街を見に行った事もあります。

でも年齢が行くと捨てがたい条件が多くなり、それを叶えるには予算が高くなり…のシーソーゲームで…そして2年、3年と経ちました。

また何より、シニアの働き場所は都会の方が圧倒的に多いのが現状です。

まだまだ生きるためには働かなくてはならないし、リモートでそれが叶うようなスキルを積んで来なかったから、仕事という観点からも
移住は簡単には決断出来ない日が続きました。

そこで「今ある現実を楽しくしよう!」と言う事になり(夫婦それぞれで温度差があるのは正直なところですが…)

夫婦の目標であり、大好きな「つばたさん夫婦」の暮らし方を少し真似してみて…(著書を拝読しています)

今回は思い切ってリビングのスペースを分断して、まず私の机を置いて家事スペースを作りました。

「外に出た家族が集まる日」を前提に、集うリビングや泊まるスペースを日常の中に確保してきましたが

初めて夫婦の暮らしを少し優先してみようという流れになりました。

主人の部屋は、ベットを出してソファを置き、作業とくつろぐ事ができる空間を目指します。

逆に私は部屋を手放して、家事動線の中にスペースを貰ったので、家事をしながら作業をするということが可能になりました。

歳を重ねた夫婦の模様替えは、キツイ筋肉痛と共にあります。

体は年々硬くなり、腰も重くなり・・・これは想定内ですが

頭も固くなって「あるべき姿」の呪縛からも逃げられないとしたら…
それはもしかしたら、とてもつまらない選択かも知れません。

なので今回は揃って「柔らかい発想」に近づこうと腰を上げました。

リビングを分断するなんて、今までなら考えられないし

「何かの時に柔軟に対応すること」が苦手な昭和夫婦は、頑なに「もしもの時のスペース」を家の中にたくさん確保して来ました。

大切なものが変わったのではなく「ねばならない思考」が、少しゆるくなっただけ。

それは何にも増して、娘たちの成長が影響しています。

またこの先、移住もあるかも知れません

でも今は「目の前の暮らしを整える」ことから始めようとする私の考えに、主人が賛同してくれた結果です。 

男の人はダイナミックに、土地も家も何もかも変えたいのが本音なのだと思います。

将来、それを選ぶ時が来るかもしれない。
でも生きていく方向を変える大きな決断をするときは「機が熟す瞬間」が来るはずだと思うのです。

その波にのると、自分の思考力のある無しに関わらず、どんどん変わる方向へ押し出されて行く気がします。

変化の波に乗る…と言う感じでしょうか。

「その時」まで、地道に「今」を楽しんでいきたいと願った今日でした。



#今日やったこと

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