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病院到着と検査結果

救急車のストレッチャーで病院内に運ばれて行く。自宅からほど近い病院だが、受診したことのない病院だ。

ストレッチャーに乗っている間は天井しか視界がないので、周りの様子がよくわからない。

人の気配とか、複数人の声が聞こえることで想像するには、おそらく外来の待ち合い場所を通ってるようだ。

救急対応の部屋に入り、病院のストレッチャーに移る。しばらくすると、看護師さんが声をかけてくれた。

看「大変だったわねー。このあと色々検査させてもらいますね。それから、右足首を固定することになるので、今のうちに病院着に着替えておきましょうかー。」

私「あ、はい。あのぉ、入院になっちゃいますかね。」

看「多分、入院して手術になると思いますよ。」

予想はしていたものの、動揺が隠せない。予後がまったくわからないのも不安のひとつ。

その後、色々な検査が始まった。検査内容のオーダーが「入院セットで」という看護師の言葉が耳に残っている。

血液検査
CT検査 
レントゲン
心電図検査
肺活量検査

事件が起きたのはレントゲン撮影の後。事件と言っても、私がびっくりしただけで、医師やレントゲン技師にとってはごく普通のことだったのだろう。 

右足正面と側面からの撮影を終えると、整形外科の医師がレントゲン室に入ってきた。撮影した足の画像を見ているようだ。

おもむろに私の足に近づく医師。私の右足を掴んだかと思うと、強く押され、捻じるような感覚。

!!!!!激痛が走る!!!!!
不意打ちの痛みで反射的に「痛いぃ!!。」と叫ぶ私。

医師は「はい。元の位置にもどったよー。」と言い、再度レントゲン撮影。

診断名は「右足関節脱臼骨折」。
何が起きたのか分からなかったが、手技で脱臼箇所を正しい位置に戻してくれたのだった。

整復前と後のレントゲンを見せてもらうと、完全にズレていた踵の骨がキレイに元の位置に戻っていた。

そして、3か所の骨折も確認。

何の説明もなくいきなり整復したことを一瞬恨んだが、考えたら不意を突かれたほうがよかったんだなと思う。

だって「これからすごーく痛いことするよー。」なんて言われたら恐怖で精神的に耐えられないよね、きっと。

あとから看護師に「痛かったですよねー。でもね、早い時点で脱臼を治すことが大切なのよー。」と言われた。

不意打ち整復の技に感服した。

そうこうしている間に、自家用車で病院に到着していた夫が、入院手続をしてくれていた。

夫と共に主治医からの説明を受ける。

  • 手術は2日後に実施する

  • 足の固定が取れるのには3〜4週間かかる

  • 術後にリハビリを開始して、松葉杖をある程度使えるようになれば退院可能

おおまかにこの様な内容だったと記憶している。

今回のケガの現実を突きつけられた瞬間だった。

いろいろどうしよう・・・
頭がプチパニック・・・







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