見出し画像

和飲通信6月号vol.291


6月のワインスクール、オイスターバー&ワインバー⭕️のご案内
小学校の花壇から

 美しい紫陽花を見かけるようになりました。梅雨入りはまだ先のようですね。お変わりなくお過ごしでしょうか。
 トウハンは、店内はもちろん倉庫にもワインや商品を保管しています。梅雨の時期はジメジメでカビが生えやすくなりますので、商品のラベルや棚の保護のため除湿機を使っています。家庭用タイプですが、最近の除湿機の性能は素晴らしく、希望の湿度を設定しておけばしっかり除湿してくれます。電気屋さんで3万円ほどから売られています。長時間過ごす部屋に1台あればエアコンとの併用でとても快適な梅雨〜夏を過ごせますよ。洗濯物の部屋干しにも効果を発揮しますのでとてもおすすめです。

 ところで先日、自宅で夕食後『ちょっと福岡行ってきました』の録画を見ていました。ちょうど西鉄久留米駅前でタレントさんが話しているところでしたが、画面の端に映っている女の子がなんとなく娘に似ているなーと思って見ていましたら、やっぱり娘でした笑。ちょうど出かけるところだったらしく「知ってるタレントさんがいるかも」と思い、収録の風景をカメラに映らないであろう角度から眺めていたそうです。結局タレントさんも誰だか分からずバッチリ映り込んでしまっていたようです。そんなことでも知人や友人、家族がテレビに映っているとなんだか盛り上がりますね。

『門司、室津、安芸津産の牡蠣』
※入荷する牡蠣は時期によって産地が変わります。
※厚生省より厳しい検査基準をパスした国内産殻付き牡蠣のみ提供しています。

 さて、今年2月にオープンしました『牡蠣小屋トウハン』(Oyster Bar)ですが、おかげさまで好評です。5月の後半は平日も毎日のようにご予約をいただきましたのでとても忙しく過ごすことができました。会員制で予約制ですので色々とご不便をおかけしていますが、牡蠣好きの皆様にお喜びいただいています。
 仕入れた牡蠣を数えてみましたら、5月27日時点で1950個の牡蠣をお召し上がりいただきました。6月2日(日)にちょうど2000個を超えそうです

 そこで、2,000個超えの感謝の気持ちを込めまして、牡蠣小屋会員の皆様には6月中、牡蠣小屋ご利用の際、牡蠣のために仕入れた秘蔵の白ワインを、ボトルで1本プレゼントさせていただきます。(※6月中牡蠣小屋ご利用のたび毎回プレゼント。6月中に新規で会員登録されて牡蠣小屋ご利用いただく皆様も含みます)どうぞ楽しみにご来店くださいませ。

 ところで、今月は久しぶりに田主丸のSpoonさんでワイン会を開催させていただきます。6月21日(金)18時半にトウハンをジャンボタクシーで出発。19時すぎ〜ワイン会。22時ごろ西鉄久留米駅着の予定です。メニューは決まり次第ご案内させていただきます。会費はお一人様18,000円(お食事、ワイン、タクシー往復、税込)です。井上シェフのメニューを楽しみにお待ちください。それではまた来月。

社長 石橋朋和

⭕️21日(金)スプーンさんワイン会のメニューが届きました!
・One spoonカプレーゼ
・フォアグラのシュークリーム
・アスパラガスとポーチドエッグのグラチネ 
・本日鮮魚のセビーチェ
・獲れたてヤングコーンのアンチョビバター焼き
・牡蠣とマッシュルームのアヒージョ
・サーモンとズッキーニのパイ包み焼き
・和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み
・特製杏仁豆腐

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 
 吹く風も夏めいてきましたが、お変わりございませんでしょうか。今年の夏はラニーニャ現象で暑くなると言われていますが、あまり暑くならないことを祈るばかりですね。
 それにしましてもこのところの夏の暑さは異常ですね。私たちが子供の頃は30度を超えたらとても暑いという感覚でしたが、最近は30度を超えるのは当たり前で、35度を超える日も多くなってきました。 ヨーロッパの方では5月に40度を超える日もあったとか、温暖化が世界的に進んでいるようですね。この先地球は一体どうなっていくのでしょうか。私たち人間だけでなく、動植物にもいろんな影響が出てくるでしょうね。地球規模での温暖化対策が急がれますね。

 さてこれまで性懲りもなく続けてまいりました私の昔話ですが、前回のブリヂストン小平生協に勤めていた頃のお話を最後に一区切りとさせて頂きたいと存じます。私のつたない話にこれまでお付き合い頂きまして誠に有難うございました。今後はもう少しレベルの高い話をと思ってはいますが、もともと知的レベルの低い私ですので、そう簡単にはいかないと思います。何とぞご了承くださいませ。

 ということで、今回からまた私の近況などについてお話させて頂きます。私は今年で75歳になりますが、私の父親は現在101歳で存命です。
 父親が98歳になった時から約3年間、私は父親と一緒に三養基郡みやき町の実家に住んで介護生活をしていましたが、今年の初めに父親が誤嚥性肺炎で入院したことで足が不自由になり、普通に歩くことができなくなってしまいました。ケアマネージャーさんに相談したところ、私が家で介護するのは厳しいということで、老人ホームへの入居を勧められました。それまでショートステイで短期間の外泊をしたことはありましたが、老人ホームへの入居となると今までとは勝手が違いますので、勧められた時には一瞬頭が混乱してしまいました。
 「家が一番いい」と常々言っていた父親を老人ホームに預けるということは、父親の介護を放棄することになるのではないかと思ったからです。しばらく考えましたが、これまで家で介護できていたのは、父親が歩くことができたからなのです。歩けないとなると、それまでと同じようには参りません。トイレをはじめいろいろな問題が出てきます。いろいろ考えましたが、ケアマネージャーさんのお勧め通り、老人ホームに入居してもらうことに致しました。
 父親が嫌がるだろうと思っていましたが、軽い認知症のお陰で嫌がることもなく、スムーズに入居してくれることになりました。そのホームには40名ほどの方が入居しておられ、デイサービスも併設されていますので、日中は結構楽しく過ごせているようで安心しました。人生100年時代と言われるようになりましたが、私は父親を見てきましたので、父親のこれまでの生きざまをお手本として今後の人生を送っていかなければと思っているところです。

 それにしましても、現在の日本の介護制度はとても素晴らしいと思います。以前にも申し上げたことがありますが、地域包括支援センターに相談したのが始まりで、ケアマネージャーさんを紹介して頂いたことで、その後の対応がとてもスムーズに運びました。本当に有難いことだと思っています。ただ、一つ気になりますのは、介護の現場で働いている方々の高齢化です。そしてさらに深刻なのは人手不足です。今年から私たち団塊の世代すべてが後期高齢者になりますので、そうなりますと介護現場は益々人手が足りなくなってくるのではないかと危惧しています。外国人労働者の方がいないと、日本は今後回っていかなくなるのではないでしょうか。国は今の仕組みを早急に改善して、外国人労働者の方々の受け入れを積極的に行えるような仕組みを作ってほしいものですね。

石橋広一

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 

『ワインのお話109回』


 世界で最も有名なワイン産地といえばフランス・ボルドーですが、そのボルドーが昔イギリス領だったことをご存じでしょうか。

 昔、現在のボルドー地方はアキテーヌ地方と呼ばれていました。1154年にアキテーヌ地方の領主の娘(エリアノール)が、後にイギリス王となったヘンリー二世に嫁ぎました。その後アキテーヌの領主が亡くなると、エリアノールは遺産としてアキテーヌ地方を受け継ぐことになったのです。

 それ以来約300年もの間、アキテーヌ地方はイギリス領となりました。当時、寒冷なイギリスではワインは造られていませんでしたので、アキテーヌのワインは大量にイギリスに運ばれましたが、これが他のヨーロッパ諸国に先がけて、イギリスがワイン貿易というビジネススタイルを確立した大きな要因となりました。その際、ワインの積み出し港となったのがボルドーで、アキテーヌ地方の様々な地域から集められたワインは、積み出し地の名前から「ボルドーワイン」と呼ばれるようになったのです。イギリスのワイン商たちはイギリスだけでなく、世界中にボルドーワインを広めました。

 ところで、ボルドーでは南東部に源を発するガロンヌ川とドルトーニュ川が流れており、それが合流してジロンド川となり、大西洋に注いでいますが、その川から海を見て左側を左岸、右側を右岸と呼んでいます。左岸ではカベルネソーヴィニヨンを主体としたワインが造られていますが、ガロンヌ川が運んできた砂利や小石まじりの水はけのよい土壌がカベルネソーヴィニヨンに向いているのです。メドック地区とグラーヴ地区が代表です。
 これに対して、右岸はメルロが中心になります。右岸は保水性の高い粘土質の土壌が広がっており、サンテミリオン地区とポムロール地区が代表です。
 左岸のシャトー(ワイナリー)は畑が広く、実業家や大企業が所有していますが、右岸のシャトーは小規模で家族経営の所が大半です。続きは次号でお話しさせて頂きます。

石橋広一


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?