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人生の後遺症


引っかき傷が膿んでそれに気づかず、
例えて言うなら虫歯のよう

神経は死に痛みに気づかない

あるいは痛みが当然の事として生きるように


最も大きななにかに近づいているように恐怖を感じ、目の前には何も見えない。

うっすらとしたそれの気配が私を支配する

苦しみの数は数え切れず怠惰とも似ている、あるいは怠惰の延長線である。

何かを続けるということはそれだけで人生の十字を背負う。

逃げて逃げて逃げて逃れた先に浜が見えると、鬱蒼とした森で1人駆けていた。

最後に見る景色はいつも同じ。
生きるということ、

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