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"強さ"か、人間、か。

体操選手の五輪離脱問題より。
…まずは、とても残念です(._.)

4年に一度のオリンピック。
あと数日でその日を迎える、
このタイミングで離脱。

きっと、きのうきょう
初めてタバコを吸ったり
お酒を飲んでいるところを
たまたま見られた訳ではないのでは
ないかとは思います。(勝手な推測)

それなのに、
ここで、表沙汰になるというのも
なんというタイミングでしょう…
…限られた人間しか選ばれないということは
単純にその座を得られず
悔しい思いをした人間もいる。

それがこの結果なのかな、
と思う。

これをお天道さまは見ている、
とでも言うのか、、、w

今や19歳は既に成人。
でも、お酒とタバコは
20歳からというのは
日本のルールになっていることから
あぁ…という感じ。

擁護論も多数飛び交う事態に。

タバコを吸っても、
お酒を飲んでも
彼女が日本のエース。

勝つためには、
1番強いものが出るべきだ。

18歳から成人といいながら
お酒とタバコは20歳からだなんて
ルールがおかしい!
という意見。

どれも、わからなくはない(._.)
全部そう思います。

でも。
ルールがある以上は
違反したら制裁を受けるしかないのが
正解なのだと思う

でなければ、
今、律している全てのことも
許さなければならなくなってしまうから。

そう思うことに
わたしの気持ちは行き着いたんだけども。

革新的に!?
18歳から成人になった今、
お酒とタバコは20歳から!
なんて、なんだか合わない
古いルールなんて無視して

世界大会で我が日本代表が
良い成績を出すために
日本で1番強い人を送り出したい!
を最優先にするならば

もちろん、予定通り
彼女に出場してもらうべきと思います。

結局、わたしはどっち派なのよ?
なのですが。

実はわたしも似たような経験があり
その時のことを考えると後者で
損をして徳をしたのです(._.)

中学生時代のお話です。
わたしの通う中学校は
部活動強制加入でした。

帰宅部はなし。全員加入、全員活動。

そのくせ、人数が少ないから
種類も少ない。
地獄でしたw

わたしはバレーボール部に加入しました。
理由は、他の部活は
小学校時代にもあった種目で
初心者が加入するには不利だったから。

バレーボールと美術部だけが
小学校にはない部活動でした。

美術部に入って
適当に絵でも描いとけば…
とも思いましたが
一言も発さずに毎日、
椅子に座って何かを産み出すことは
わたしには到底考えられませんでした。

なので、初心者もいるという理由だけで
バレーボールを選びました。

同級生部員は15人でした。
そのうちの7人が
一言で言えばやんちゃ系。

それも、、、
可愛いやんちゃ系ではなくて。

校則は大破り、
禁止されているピアス穴は開けるし、
ヘアカラーにエクステ、
メイク。

スカートの丈は
規定の膝下15センチを
遥かに覆す
膝上15センチ。

部活動のみならず、
夜遊びに勤しんで
授業にも来ない。

たまに、近隣のやんちゃグループと
ノーヘル、二人乗りで
グランドにバイクで乗り付けて、
グランドに砂埃巻き上げて
登場することもw

出席日数が危なくなり
先生達が朝、自宅に迎えに行ったりして
無理やり登校して来たと思えば…

不貞腐れて、
教室でタバコを吸ったりする始末w

そんな子たちなのに、
バレーボールだけは
とっても上手で、、、笑

授業も受けてない、
校則も1㍉も守らない、
ほぼ在校生とは思えない人々が
わたしの学年の
女子バレー部のスタメンでした。

もちろん、朝練も
授業後の練習も
ほとんどしてるはずもない、笑

のに、私たちの学年は
地区大会の優勝候補常連でした。
結果は、大会は
毎度準優勝か、優勝。

3年生の夏の最後の大会も
地区で準優勝、
県大会出場でした。

…何が言いたいか?と言うと。

わたし達、ベンチのメンバーは
3年間毎日朝練をし、
授業後も毎日練習し、
週末も必ず丸一日練習。

上下関係も厳しく、
雑用もボロボロになるまで
やらされて部の伝統を守ったのに…

誰も試合に出れなかった\(^o^)/爆

試合になると
やんちゃっ娘達が
突然やってきて
ユニフォームを着て試合に出る。

成果を楯に
彼女たちは自分達の居場所を確保。
私達のことを手下みたいに
仕切るwwww

その現実が本当に理不尽で
バカバカしくて辛い3年間でした。

部活動の実績として
準優勝、優勝、県大会進出…
という華々しいタイトルは
もれなく頂きましたが…
内容はどれもちぐはぐ。

ないよりはあった方がいいし、
学校になかなか来ない子たちが、
…しかも、風紀を乱していて
地域住民から苦情が来そうで、
今にも道を外しそうで心配な子たちが
学校に来る理由になるのなら
学校としては
ある意味Win-winみたいな
扱いをされました。
内申書に書けるから、目を瞑れ的な、笑

たった3年間ですが、
人生で1番長く苦しく、悔しく…
無駄にした時間と労力でした(._.)
そんなことをふと思い出しました。

技術力…強さを最優先するならば
人物は何でもいいを選ぶ方が
理に適っているといえば
そうなのはもちろん分かります。

だからこそ、どっちが正解なのかな?
と、今もわかりません。

ただ、今回の五輪離脱問題は
何をどういっても
法律で飲酒喫煙は20歳からという
ルールが定められた状態で
破られたことである以上、
特例は難しいと思っています。

今後、何かルールが
変わることがあるかもしれないけど
現状は厳しいでしょうね、、、。

自分の経験も含めて思うのは
理不尽なことは
大人になっても続くし、
そういうことをどう乗り越えるかを
考えさせるきっかけの試練だったのかな?
とも、今なら思います、、、w

社会人で言うなれば
無遅刻無欠席だけど
成果を上げない社員か、
遅刻無断欠勤常習犯だけど
成果がある社員か、、、
どっちを取るか!みたいな。

離脱した彼女も
本音では理不尽!ルールがおかしい!
と思ってるかもしれないけど。
それも含めて現実、を学ぶタイミングが
ここだっただけ、かもしれないし。

"強さ"を取るか"人間"を取るか…
これって、落とし所はどこなんだろう。

私の経験は
強さを取ったパターンでした。

日本が1枚でも多くメダルをとるためなら
法律も度外視!
19歳で飲酒喫煙してても
とにかく彼女に五輪に出てもらう方が
いいのだろうか、?

どちらが良い選択なのだろう?

色んな人に意見を聞いてみる
きょうこの頃です(^^)






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