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つしま森の教室<活動報告>Vol.0キックオフミーティング~Vol.1原木しいたけの菌打ち


つしま森の教室 キックオフミーティング

今年度(令和5年度)からはじまった、「つしま森の教室」活動。
事前にライングループにて、昨年度視察にお伺いをさせていただいた
海士町の「お山の教室」のお話を共有させていただき、
2023年4月上旬に、地域の有志のメンバー(6名)で、近くの「舟志の森自然学校」(廃校)を見学させていただきつつ、
「つしま森の教室」のキックオフミーティングを開催しました!


廃校となった学校内に残されていた味のある看板。

・地元の人と交流する機会を作りたい!
・こどもをもっと自然の中で自由に遊ばせたい
・「こどものために」というだけではなく、大人も楽しめるように企画したい
・韓国のようちえんと交流したい
・知り合いにこんなことをしている人が居る!
・地域のようちえんでは、人手が不足している

・・・と言った話や、現在の対馬での子育て環境についての意見などがありました。

そんな中で、今後どんな活動を対馬でしていくかも、いくつかアイデアが出て、
まず、初回の活動は「米の種まき、苗植え」などはどうか、ということになりました。

第一回つしま森の教室活動~企画~

キックオフミーティングから、当日そのまま都合のつくメンバーで、
ご協力をお願いできそうな農家さんに相談に行こう!ということで、現地へ。

米の苗植えなどは、すでに地域の小学生とも予定をされていて、ご都合があわなそうだったのですが、
「原木しいたけの菌打ち」はどうか?というご提案をいただき、
なんとキックオフミーティング当日のうちに、初回の活動が決定しました!!


対馬の原木しいたけとは・・・?

長崎県対馬市の原木しいたけは、島の約9割が森である対馬の自然の中の
寒い冬を活かしてゆっくり育つ、
味の濃い良質なしいたけとして知られており、都内の有名レストランなどでも使われているそうです。
国内市場に出回っているほとんどは、菌床しいたけですが、
原木しいたけは、菌床しいたけと比べ、厚みがあり、歯ごたえがしっかりとしていることが特徴


原木しいたけが木から生えているようす。


手に乗せると、こんな感じでかなり大きい!!

第一回つしま森の教室活動~(前日)当日~

2023年4月中旬。(なんとキックオフミーティングの翌日!)
菌打ち前日に参加予定メンバー数名のパパたちで、現地へほだぎ(しいたけの菌を打ちつける木材)を運んでもらいました。
原木しいたけのほだぎは、1本20kg程度になるものもあり、それを山で切り出し、ほだ場(ほだ木の並ぶ場所)まで運ぶのも一苦労・・・・


急な山(しかも雨の後!!)からほだ木を転がしているところ。

菌打ち企画当日は、大人15名、こども10名の計25名で、
1,100個のしいたけ菌のコマを原木に打ち付けました!

みんなでトンカチで菌を打ち付けているようす。

初の試みだったため、幼児から小学校低学年のこどもたちが、どの程度参加できるか、どの程度のコマが必要なのか、手探りでしたが、
こどもたちは、トンカチを手にすると空いている穴にトントン、トントン!
穴の争奪戦になっていました・・・笑
菌のコマもすぐになくなってしまい、来年からはもっとたくさん用意しておこうと思います・・・。


大人はこどもたちに合わせて、急いで穴を電動ドリルであけていく。


夢中になって、しいたけ菌のコマを打ち付けているこどもたち

原木しいたけは、収穫まで約2年かかるため、今回打ち付けたしいたけはすぐには収穫できないのですが、
また時期になったら、収穫企画も開催できればと思います!

ご協力、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

                    つしま森の教室 運営事務局

次の冒険へのパワーにします! ¡Muchas gracias!