時空を超えるからだとの対話 ささやく者たちとの日常~ the whisperers in my body from all over the world~
ディズニー映画の宣伝のようだが、私もたしかに「ささやき続ける存在」を感じる。ただし一人ではない。世界中の、しかも時を超えた、あるいは神話の中の存在だったりもするようだ。
フィクションのような、ノンフィクション。
不思議な感じだけど、確かに自分におこっていること。
スピリチュアルといえばその部類なのかもしれないが、妄想とも、そんな感じ方をする自分の個性といえばそれだけのものだ。理解されようとは思っていないが、もう自分の中だけにとどめておくには限界で、そんなこと自分でも信じられないともつっぱねられず、無視もできなくなってきた。
となったら、もう、面白がるしかない!
とにかく日々、ぐちゃぐちゃとやかましい。
目からの刺激に最も反応が強く、耳から聞こえる環境音にも敏感、からだじゅうの「各々の存在」の意思に動かされ、降り注ぐように届く情報やメッセージなどに影響されすぎてしまう。
だからすべてを受け取りつつも、適度に忘れてクリアでいるために、ひたすら四六時中手帳に書き続けている。思いついたことや気になることを書ききるための一人の時間がないと、発狂してしまう。
今はだんだん子どもたちが大きくなり手が離せるようになってはきたが、今思い返しても私にとって子どもたちの幼少期はたいへん過酷な状況だった。しょっちゅう発狂して叫びまくってたこと以外あまり記憶がない。感じ合って通じている乳児期はまだよくても、しゃべりだしたらもう手に負えなくなる。
これ以上のことばは受け止めきれません。となる。
ことばだけでなく、イメージも書き留めないと気が済まない。毎朝、妙にリアルな夢にうとうと浸りながら目を覚まし、書き留めないと他のことがはじまらない。それをしないと落ち着かずそわそわしてしまうのだ。
日常の話に脱線したが「聞こえる、感じる何か」の中でもここでは
体の中にいて、私自身のキャラクターに影響を及ぼしている存在
について順に紹介できたらと思う。
プシュケ ~背(羽根)~ Psyche -my wings-
出身 from ギリシア(意味=息、命、魂、心、蝶)
年代 when 神話に登場
美しい元人間の女神、クピドの妻となるエピソードがある。
体内の所在 where 肩甲骨の間の内部
交流 story
思えば、小学生くらいの時からギリシア神話は気になる存在だった。
叔父からギリシア神話の英雄の一人であるカイネウス(ポセイドンに女から不死身の男に代えてもらったエピソードがある)の名前をもじって「ケイネウス」とよばれており、それが初めてのあだ名だった。Xジェンダーの自分を思うと、叔父の勘もなかなかすばらしい!(父もおなかの中にいたときから私を男だと確信していたらしい。)
高校時代はギリシア哲学やギリシア芸術(神々の世界に浸っていた世界観から人間の内面性の目覚めが芸術表現に影響を及ぼしたことについて)に惹かれ、世界史のレポートとした。
はっきりと「私は蝶」だと聞いたのは、からだや万物とチューニングをあわせタイワする体験を友人のもとでしたころからだ。
そのころ内面的な成長が大きく、自分らしくあるということに向き合う生活の中で、割と頻繁に足の小指がまるごとぺろっとめくれることがおこっていて、それが「脱皮だよ。」と。そして「何度でも生まれ変われるんだよ。」と。
私が何度でもさなぎになっては羽化する蝶なのだと。
それはもうきっぱりと言いきられたので、そうですか。そうですね。と受け止めるしかない。笑
彼女が「プシュケ」だとわかったのはほんの最近。すでに数人についてはマガジン内で覚書をしているが、
「あなたは誰ですか?」「どこからきて、どこにいるの?」
と率直に聞けばこたえてくれるのだと気づいてから。
これから徐々に人生の中の小さな思い出とともに、彼らのインタビューを重ねていこうと思う。
今年の宿題は、私をカタチヅクルものたちを知ること。名付けていくこと。日々揺らぎやすい私の輪郭を、自分が分かるように。
私の謎解きがまたはじまる。
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