今そこにある危機
昨日娘が熱を出した。朝38.9度は高い。なるべく早く病院へ行きたいが、ぐったりしてトイレへ行くのもやっとという状態だ。何が原因か分からないから薬も飲めない。
午後になって少し落ち着いてきたので掛かり付けの内科に連絡を入れ、診察の予約を入れた。念の為PCR検査もお願いした。
娘が小学生の頃からお世話になっている先生だから、他の病院よりは娘も落ち着いている。でもこのご時世だから患者は娘だけで感染対策も取られているのは、娘なりに不安を感じる要素ではある。いつもと違うのが苦手なのだ。
発熱がある為別室で先生から問診を受けた。先生は問診の際に丁寧に症状の説明をしてくれるので、こちらの不安を取り除いてくれる。それが掛かり付けにしている理由の1つである。
それから唾液でのPCR検査を受けたが、熱の影響で喉が渇いていた娘は中々唾液が出ず苦労していたが、何とか検査に必要な量は確保出来た。
この日602人という感染者が出た報道が出たが、娘の唾液採取を待っていた先生がTVを見て「出ちゃったかー」と呟いていたのが印象的だった。現場ではこんな感じなんだなって。
そして今日先生からPCR検査陰性と伝えられた。ひとまずホッとしたが、娘の症状からウイルス性胃腸炎との診断が確定した事になる。ノロウイルスを始めとしたウイルス性胃腸炎の方がインフルエンザより流行っているそうだ。報道にも出ないけど。
今までならただの風邪と気にも止めていなかった事が、これ程の大事になるなんて誰が思っただろうか。そして安心を得る為にどれだけの人を要するかを改めて知った次第である。
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