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手帳は暮らしの中の、大事な「あそび」。

この時期は手帳好きさんの中で、一番盛り上がる季節。

夏ころから始まる来年の手帳の情報解禁を受けて、9月から始まる発売開始を受けて、ノート・手帳好きな方々のSNSが賑やか。

1年前は、赤子が出てきたばかりというサバイバルモードだったこともあり、「もう右往左往することなく、毎年同じのを買うだけだわ」と新しいラインアップを調べることもなく、目移りすることなく無敵モードを見せていた私。

せっかく日本にいたので、生後1か月のチビを連れて、母と一緒に銀座まで出かけて、ニマニマしながらほぼ日手帳とジブン手帳をサッと買って終了。そうそう、中華ランチをしたっけ。

いわゆる手帳会議祭りに踊らされることなくサッと終わった去年とは対照的に、今年は興味があちこちに行ってしまい、気になるー!が沢山。

だがしかし、今私はアフリカ暮らし。すぐにLOFTに駆け込むことはできないわけで。と、思ったら。10月に日本出張が入っている夫。そして11月に仲良しなお友達が日本旅行。

あれ、これは欲しいものが、手に入ってしまうじゃないかーーー。と、気合入れて手帳会議が加速してしまいました。

具体的にどれを選んだかは、全部が手元に届いてから、最終決定をして、また日記にしたいなぁと思いつつ。

今年の迷走っぷりというか、爆発した手帳愛と好奇心を受けて感じたことを、書き残しておこうかと。

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2023年の手帳生活は実は一年の半分くらいで、ギブアップしていました…。

改めて手元にあるほぼ日Weeksを開いてみたら、6月くらいまでTO DOリストを書いたり、メモページに日記を書いたりしていたんだけど、なんだか様子が暗い。淡々と文字が書いてあるだけ。

なんでかなぁーって思ったら、今までのノートではシールを貼ったり、切り抜きを貼ったりと、無理しない形でちょっとしたカラフル感を楽しんでいたんだけど、今年のは、ほとんどシールさえ貼っていない。

ずらずらずらーーと、文字だけが並んでいる姿は、よく言えばミニマル。でも読み返そうかというとそうでもない。わくわく感が伝わってこない。埋めなくちゃと思いながら、なんとなく埋めたような感じ。

でね、考えてみてたのです。なにがあったんだっけって。

今年は、1月から6月はがっつりと勉強をしていて、さらにそこから自分でビジネスを作らねばとなんだか焦っていて。

その忙しさや焦りが家族にも伝わったのもあるし、他の家族のメンバーもそれぞれ色々あって。2月と4月に「あー、多分もうこれは離婚するんだろうなー」って思うほど、家族が崩壊しかけて。実際手帳にもそんなことが書いてあったり、そういえば泣きながらこのページ書いたなという日もあって。

正直なところ、シールを貼って手帳タイムを楽しむ!みたいなゆとりは全然なかった。

こんな性格だから、うっかりそんなダークなことは忘れかけてたんだけど、淡々とボールペンで書きなぐっている文字の裏側には、新しい世界に向けて動き出しているソワソワと、そんな新しい生活に苦戦している様子がうかがえる。

囚われていた謎の焦燥感みたいなものから解放されて、もっと自由にやってみようかと、心が晴れてきたのが夏ころ。ちょうどデジタルノートを手に入れて、過去の暗いほぼ日手帳離れが進んだ。

で、ある程度デジタルノート暮らしを楽しんでみたら、やっぱりシールを貼ったり、色ペンが使えるリアルなノートも触りたくなるもので。そんな時にやってきた、夏・秋の手帳会議前線。

毎日インスタを眺めては、使いたい手帳について考えてみたり、持っている過去のノートや手帳を引っ張り出して眺めてみたり。

スクリーンタイムはグッと上がってしまったんだけど、そんなお祭り騒ぎがやっと落ち着いた今、ふと考えたら「自分」が戻ってきた気がした。

赤ちゃんとの生活がちょっと落ちついて、さぁ自分のやりたいこと=仕事を軌道に乗せなくちゃと歯を食いしばった半年を経た今。やっぱりフルスロットルでは走り続けられないわけで。

私にとっての、暮らしの中の「あそび」要素って、日記を書いて、ペタッとシールを貼ることだったり。それを写真に撮って、SNSに載せることだったり。

ちょっとだけ絵を書いてみて、うーん可愛くかけないなぁと悩んでみたり、そういう「あそび」がすごく大切なんだなぁと。

使っていたほぼ日手帳・ジブン手帳が6月頃でSTOPしてしまった今年。来年はその二冊とは離れることにして、新しいメンバーを迎え入れることにした。なんとなくリセット。

お仕事やTODO管理や効率的にあれこれを詰め込んで…みたいな使い方ではなくて、もっと自由に、毎日の小さなハッピーを記録するためのノートとして、手帳とはつき合いたい。

苦しかった半年・自分を取り戻した半年。そんな1年を経て、来年の手帳はもう少しカラフルになるんじゃないかなぁと期待している。

今まさに京都旅行をしている友達が、ルワンダまで手帳を持って帰ってきてくれるのが、とても楽しみ。素敵な一冊を選んだんだ。

▼すごくすごく苦しかった今年の前半。学びをグッと詰め込んだ記事はこちらです。


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