『Neutral ニュートラル』ー #4 「ジョウシキ」へのヘンカ
私が主宰しているアトリエには子どもから大人まで、なかには障害を抱えた方も通ってくれている。
アトリエで皆さんから教わったことがある。
『自分の思っていたアートの常識は、面白く無いのではないか』ということ。
例えば
・クレヨンと水で描く。
・まだ制作途中に見えるところで筆を置く。
・1つの作品に1年以上かける。
・1日に数本だけしか線を描かない。
・机に足を乗せて型をとって描く。(大人)
などなど、自分には全く無い感覚で描く人たちがいる。
ハッとさせられたり、感動したり。
そんな16年間で、自分の中の常識が変化してた。
広がって、選択肢も増えて
楽になった。
常識から「ジョウシキ」になったような不思議な感覚だった。
子どもたちに心の底から尊敬できたり、言葉を話さない人から目線を通して教えてもらうことがあったり、個性的な大人と子どもたちのやり取りを見ているうちに
単に年齢や技術や経験ではなく
その人だけが持っている
「飛び出た部分」に触れることができるのが
面白いアートだと思うようになった。
見たもの、
言葉、
発見したこと、
自分の作品制作の中にも生きていて欲しい。
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