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探求的な学びとは?③

全6工程の後半「解決策の実行」「まとめ・表現」「振り返り」について詳しく考えて、まとめておきたいと思います
今回が探求的な学びとは?の最終回です!
リトルドッグと一緒に整理しましょう!

④ 課題解決策の実行

主な活動
生徒が分析した結果をもとに具体的な解決策を計画し、実行する
具体的な活動内容
計画の立案→実行の準備→解決策の実施→記録

ここが探求的な学びで1番盛り上がる箇所でしょうか
すなわち「1歩でも進むために形にして試してみる」パートになります
社会で言えば実証実験のような感じでしょうか?

改めて強調しておくことは「探求的な学びは答えを出すことを求めない」ということです
つまり実行した結果、効果がない あるいは 失敗だったとしても探求的な学びとしては成立しているということです

⑤まとめ・表現

主な活動
自分で形式を選択して、他と共有する
報告書→レポート・論文、プレゼン、ポスター、新聞・パンフレット制作・ものづくり、イベント、総合表現 などあらゆる共有方法

具体的な活動内容  

誰に伝え、何のために伝えるのかを考える→伝えるための具体的な手段方法の考案・習得→他者に伝える→評価を受ける

ここでは④で行った実行(実験)の報告をするということになっています
そしてここで1番難しいとリトルドッグが感じるのは

報告をするやり方が多様である

ということです。単なる研究であれば論文にまとめるだけでいいでしょう。
しかし探求的な学びは学校教育であり、研究ではありません
生徒たちの表現は多様な選択肢から選べなければ、表現力の向上になりません
「ただの報告にさせない工夫がされている」
ここが探求的な学びの難易度を上げていると感じます

例えばプレゼンを選んだとしても一般的な高校生ではプレゼンがすぐにできるわけありません
わざわざプレゼンをするための技術を別に取得する必要が出るのです
これは総合表現などでも同様です
報告をするための技術取得…これについては教科横断的に育てるしかないかもしれません

今の子どもなら「SNSで動画を投稿してバズらせる!」とか言いそうですよね笑
でもそんな共有方法もアリ!というのが探求的な学びなのでしょう

⑥振り返り

主な活動
生徒が取り組み全体を振り返り、自己評価や今後の改善を考察する
具体的な活動内容
自己評価→反省と改善点の洗い出し→他者からの評価→記録

最後に行うのは「次に向けての今回の総括」といったところでしょうか
単なる自分の振り返りではなく、次回に1歩先に進めるために準備をしておく という感じだと思います

これを行うためにすべての工程で使用した成果物を残しておく必要が出てきます

最後に

さてここまで3回に渡って、日本の新しい教育である探求的な学びを見てきました
私自身少し整理しておきたかったこともあり、お付き合いいただいた形になりました
最後まで読んでいただきありがとうございました!

こう見るとよく考えられているな〜と感じる一方で、自分たちが経験したことがない教育を先生方がすぐに行えるのか?と不安に感じることもあります
では先生方が探求的な学びに対して準備する時間が十分にあるのか?というと…笑
だって自分の教科以外にこれを準備するんですよ?
部活動もやりながら??

ん〜笑

なんかこう改めてみると今は消えてしまった自由実験を学校や社会を巻き込んでやってるみたいだな〜

と思ったリトルドッグでした!笑

それでは。
リトルドッグ

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