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『ジェンダーレス男子に愛されています。』ハッピーな理想郷!ドラマ「カラフラブル」の原作漫画

「ためこう」さんが「FEEL YOUNG」で連載中の漫画。2021年4月スタートのドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(日本テレビ系、出演:吉川愛/板垣李光人)の原作だ。

ドラマ化された漫画は第1巻が丸ごと、期間限定で無料お試し読みになる説が再び証明され(笑)、2021年4月15日まで第1巻がオンラインで無料で読める。

漫画編集者の「わこ」は、高校の後輩だった「めぐる」と同棲中。めぐるはよく女の子に間違われるほどかわいいし、わこはめぐるが女性と思われようと気にしない。20代前半~半ばの、このかわいらしいカップルがひたすら仲良くして幸せオーラを出す、というのが第1巻だった。

なんじゃこりゃっ!確かにキャッチコピーのとおり、癒やされるかも!(笑)

漫画といえば(いや小説でも映画でも)普通、葛藤や困難が設定され、それを乗り越えるために主人公たちが頑張るものだが、この作品では問題が起こりそうになっても、わこかめぐるのどちらかがポジティブな言葉を相手に発し、たちまち解消してしまう。そういう不思議な漫画。(最近だと結構あるパターンなのか?!)

こんなふうにいつも素直に感情を表現できて、相手のことを思いやれて、好き好きオーラも言葉も出せれば、きっと幸せだよね・・・。と読者は思うに違いない。どうして現実世界でこれができないのだろうね?

女性読者はめぐるくんが好きになって、わこちゃんに嫉妬しそうなものだけど、そうはならない。だってわこちゃんの人間力(?)というとダサいが、なんだろう、包容力(?)とも違うかもしれないが、人を明るい気持ちにさせるパワーみたいなのがすごいから。めぐるくんにいつも「かわいい」「かっこいい」って本気で連呼しているし。しかもちゃんと本人もフツーにかわいい(笑)。オタクだが(笑)。

ドラマではさすがに、最初からラブラブ同棲中じゃドラマにならないと判断されたのか、第1話では、2人はまだ付き合っていないという設定だった。(この過程も実は漫画でも後から描かれていたりするのだろうか?)

めぐる役の板垣李光人(いたがき りひと)さんは、まさに原作から抜け出てきたかのよう。3次元に存在しているとは信じられないくらい美しい。でも今どきの若い人の中にはこういう人が増えているのかもしれない。とはいえ当然別格だろうけど!2002年生まれの19歳だそうだ。若い・・・。

2021年1~3月に放送された、同じく漫画が原作のドラマ「ここは今から倫理です。」に高校生の生徒役の一人として出演(この2作の漫画、両方ともタイトルの最後に句点が付いているのは偶然?!)。少し陰のある役だったがかわいさは隠しきれず(?)、その直後に放映のこのドラマでは、思う存分かわいい様子を発揮している。メイクも、アイシャドウの「カラフル」な色などが効いている。

ドラマの第1話で、めぐるは、「僕は僕、わこちゃんはわこちゃんでいいじゃない」と言うが、自分がわこより背が低いのはちょっと嫌な(気にしている?)ようで、2人で出掛けるときは厚底の靴を履いていく。でもその靴をわこに隠すでもなく見せる。おしゃれで好きだから履いてきたと言いつつ、そのために普段より身長が高くなり、わこと目線の高さが合うこともさらっと言う。そういう素直さ・・・。

こういうのを「尊い」って言うんですかね?少しオタクな気持ちになってくる(笑)。

ああいう人がそばにいてくれたらなんでも頑張れちゃうんだろうなあなんて妄想しながら、読んだり視聴したりすることで間に合わせて、人は日々を生きるんですかね?!

人って尊い~~。

板垣李光人さんは、どういう中高年になるのかな?(どういう興味 笑)

ドラマ「ここは今から倫理です。」の最終話放送後、ドラマと関連して放送されていた「ここはぺこぱと倫理です。」のスペシャル番組が放映され、板垣さんも出演。その際にみんなで話し合いたい問いとして「男女の区別は必要?(男とか女とかって重要なの?)」といった内容を挙げていたので、ご本人もジェンダーレスな意識があるのだろうか。

2つの性別に無理やり分けようとするのは厄介だと思うことが子どもの頃からある。もしかしたら未来にはもっと、そうした区分がなくなっていくのかもしれない。その方が少しは楽な気がする。男や女と自認する人がいてもいいし、それ以外があってもいい。誰もが男女どちらかであるべきだと考える人はこれからどんどん減っていくだろう。そうなるといいな。


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