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『自分で考える勇気―カント哲学入門』御子柴善之著:三批判書の「最高善」「幸福」「自由」「道徳」、『永遠平和のために』の「永遠平和」の概念を紹介

18世紀の哲学者、イマヌエル・カントの主要著書である、三批判書の『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』と、『永遠平和のために』に書かれている重要な概念を解説した本。

「ジュニア新書」なので、中学生くらいからを対象としていると思われるが、内容はかなり濃い。堅苦しくない文章を心掛けつつも、概念の用語はそのままに、安易な省略はなるべく避け、(よい意味で)容赦のない入門書になっているのではないか。

私のような初心者でも、この本を3回くらい読めば(1回でわかる人も多くいるだろうが)、難解といわれるカント哲学について少し腑に落ちるのかもしれない・・・。


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