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英国ボーディング留学*生活を整える

イギリスでのボーディング留学が始まって1ヶ月が経ちました。今回2回目のボーディングとなる長男は、みている限り楽しそうに過ごしています。コロナ前の計画では、入寮のタイミングで家族で渡英し、小旅行をして10日ほどで帰国の予定でした。それがコロナで隔離が必須である、学校が隔離対応をしてくれないなどの問題があり、私一人が付き添って学校に送り届けることになりました。


イギリス留学生の隔離事情

渡英前、イギリス側と日本側と両方の隔離で22日間もあったこともあり(現在はワクチン接種済みのため日本側で最短10日だけ)、1ヶ月ほどこちらで長男の生活を整えてから帰国することに決めました。実際には隔離を早く終わらせることができたのと、日本側も来英中に規定が変わり想定よりかなり短縮できました!

渡英直前にわかったのですが、Child Student Visaホルダーの長男は、隔離の必要はありませんでした。*Student Visaとは条件が異なるのでご注意ください。私が同行したことにより、長男も私の隔離に付き合わされる形になってしまったのですが、長男は私の隔離中、昼間はゲームもしましたが、ハイドパークをランニングしたり、SIMを探しに行ったりして過ごしていました。

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このように、家族の中でも隔離の要不要が違い、しかもその家族が同じ部屋で過ごすにも関わらず、一方は隔離、一方は行動制限なし…と、かなり疑問が残るルールでした。

10月11日現在は、イギリス入国の際には観光VISAでも2度のワクチン接種が完了し14日以上経過していることを証明できる人は隔離なしになりました。

ボーディング生活を整える

ボーディング生活で足りないもの、日本から持ってくるはずだったのに忘れたものなどの整理がひと段落つくのに1週間ほどかかりました。SIMを選んだり、寮のキッチンで使える日本の食材を手配したり、文具系で忘れたものを買い揃えたり。(イギリスのMathsでは特殊な計算機が必要なのですが、これを日本に置いてきてしまった長男…)いろいろ探し回ったのですが、ロンドンでは思っていた以上に日本のものが手に入らず、次回帰国する際にはいろいろ持たせないといけないこともわかりました。特に驚いたのは、ロンドンですら和書が全くないことです。ジャパンセンターなどにいけばある程度はあるだろうと思っていましたがまったくありませんでしたし、三越も閉店してしまったのですね…。(何年も前ですが!)アジアの感覚でいたのであまりに日本のものが手に入らないことに驚きました。食材もかなり限定的です。イギリスに来てドン・キホーテやダイソーのありがたさを改めて実感しています!イギリスにはどちらも上陸してないんです。

1ヶ月こちらにいてもまだ終わらないのは、銀行口座の開設、習い事の調整(ボーディングの場合はほとんどありませんが、息子は稀なケースで調整が必要です)です。ちなみに便利で超お得な学生用の交通カードとGP登録は学校で対応してくれました。交通カードはZip Oysterと呼ばれる16歳未満が対象のカードですが、バスやトラムは無料、鉄道料金もかなりお安くなるので、到着したらすぐに手続きすることをお勧めします。

銀行口座の開設ができない!?

ボーディング生活をする上で、学校からオススメされるのが銀行口座の開設です。学校の指定口座に振り込んで管理してもらうことが可能なので口座開設はマストではないのですが、口座があれば送金すれば済むので親も楽です。(いちいち学校へ連絡する必要がないので!)子ども自身のお金の管理能力も養えますし、ゆくゆくイギリスに定住するのなら、LloydやBarclaysなどの銀行口座を持っていた方がいいのかも…という考えもありました。

留学生が銀行口座を開設するには、いろいろ条件があります。口座開設可能年齢や住所を証明できることなどです。揃える書類としては、パスポート、学校からの銀行宛てのレターという事前情報だったのですが、それにBPRも持参して実際に窓口に行ってみたところ、上記の他にGPの登録が必要だと言われました。

昨年までは銀行の口座開設のためにGP登録をする必要はなかったようなので(学校からはそんなこと初めて聞いた!と驚かれました)、おそらく今年から採用された新たなレギュレーションなのだと思います。GP登録が完了された=住所が明らかであるということが、GP登録を求められる理由のようです。

息子のGPの手続きは学校で進めてくれているのですが、待てど暮らせど進展がないので、もう今回は諦めました。とりあえずは、イギリスにいる外国人のほとんど!?が持っている緑色のWISEデビットカードを日本で作って、息子に送ることにシフトチェンジ。WISEのデビットはドイツ人の友人から勧められたのですが、調べてみたらホントに便利!!日本で管理できて、世界中の通貨が使えます。この一ヶ月、何度も銀行に足を運んだり、学校のメディカルセンターに行ったり、かけた手間と時間がバカバカしかったかも…と思えるほどでした。(ということで、口座開設は来年また挑戦しようと思います。)

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現地の生の情報

息子はボーディング生なので、本来なら学校の外での習い事の調整は必要ないはずのですが、学校からの勧めで外での習い事を調整しています。イギリス独特のローカルルールもあるので、ただ探すのではなくその事情を知ることもも必要で最初は手探り状態でした。ローカルの保護者の方と知り合ってからは、その辺の事情もいろいろ教えてもらいながら、環境を整えることができました。完璧とは言えませんが、まずは今の環境で息子が楽しく頑張ってくれたら…と思っています。

最後に、この一ヶ月をイギリス現地で過ごして思いました。やっぱり現地に来ないとわからないことがたくさんある!ということ。コロナ禍で余儀なくされていることがたくさんある中で、ローカルで生活している方の声が聞けていろいろ学ばせてもらっています。今はインターネット上にも情報は溢れていますが、主観は人それぞれですし、特にエージェントなどのフィルターのかかった情報だけではなく、やっぱり本人やご家族が現地で感じることがベストな環境を整えることに繋がると思いました。現地の情報をブログやnoteで発信されている方もたくさんいるので、現地に行けない方はぜひそう言った方々の生の声を聞くこともオススメですし、学校の保護者の学年チャットやクラスチャットを紹介してもらうのも一つの方法だと思います。滞在中に新入生対象のウェルカムイベントやコーヒーモーニング(保護者の集まり)などに参加できると、ローカルの保護者に会えるチャンスもあると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♡










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