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英国ボーディング留学*ハーフターム(スクールホリデー)事情

ハーフタームが始まりした。ハーフタームというのは、学期毎にそれぞれ真ん中にある中休みのことで、だいたい10日〜14日ほどあります。ボーディング生はこの期間中は強制的にボーディングハウスを出なければなりません。(ハーフタームは、フルボーディングスクールの子どもたちが、家族と一緒に過ごす時間として設けられたお休みであるという説があります)ヨーロッパ圏の留学生であれば自宅に戻りますが、アジアやアメリカなど遠方からの留学生はイギリスに留まり、ホームステイをして過ごします。

ガーディアンとは?

イギリスでは、child student visaを持つ留学生(17歳まで)にガーディアン(イギリスで保護者の代わりを務める後見人)をつけることを義務付けられていますが、このガーディアンがスクールホリデー中にホームステイを受け入れる、もしくはガーディアンがホームステイ先を手配することになります。また、ガーディアンはホームステイだけではなく、渡英や帰国時の送迎、学校での面談やその他緊急対応なども行います。

ガーディアンは、イギリス国内の身内、知人にお願いするケース、イギリスに知り合いがいない場合は、ガーディアン会社に斡旋をお願いするなどして見つけることができます。

上は、このハーフタームに友人宅にお世話になる予定でしたが、友人家庭のやむを得ない諸事情により急遽ホームステイをお願いできなくなってしまい、直前にバタバタ劇がありました。(私自身はハーフターム直前に帰国しています。)このあたりの代わりの手配もガーディアンがすることになります。今回は友人ファミリーに緊急事態が起こり、代わりも立てられない状況だったため、結果的に私が滞在中に仲良くなった保護者の家庭に2週間のホームステイをお願いすることになってしまいました。

ハーフタームの過ごし方

ハーフターム中、ホームステイ先で過ごす必要のある留学生。親としては、ステイ先が決まれば一安心と言いたいところですが、ハーフタームは2週間前後あります。このハーフターム、ローカルの子どもたちにとっては、近所のお友だちとプレイデイトをしたり、家族で出かけたりできるチャンスですが、ガーディアン斡旋会社を通してガーディアンを立てる場合の留学生は、見ず知らずの家庭に2週間もの間ステイすることになります。そんな留学生にとってのハーフタームはどんなものなんでしょう?

ホームステイ先の家庭も様々です。子どもがいる家庭、いない家庭、子どもの年齢も様々…。2週間も時間があるのですから、できるだけ楽しく快適に過ごせる家庭が好ましいですよね。同じぐらいの年齢のお子さんがいる家庭なら、子ども同士仲良くなって楽しく過ごせるかもしれないし、家族でのレジャーの機会もあるかもしれません。逆にお子さんのいない高齢の家庭ではもしかしたら出掛けられずずっと家にいてゲーム漬けになってしまうかもしれません…。お子さんがいても異性とか、気が合わないなどの問題もあるかもしれません。考え始めるとキリがないのですが、その2週間をどう過ごせるのか、とても心配です。

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ローカルの子どもたちの日常

今回、上は同級生で仲良しグループの一人のお家にお世話になっています。ハーフタームに入る日の放課後は、学校帰りにみんなでナンドス(メキシカンのフランチャイズレストラン)でランチして帰ったそうです。その後、近くのフットサル場で集まってサッカーをして…と、初日はそんな感じで楽しんだそう。普段、学校がある時は、帰りも16時過ぎてますし、なかなか学校が終わって集まるということはないそうです。ハーフターム中の特別な過ごし方なんですね。最初は、バタバタでどうなることかと心配しましたが、息子は渡英して初のハーフタームをローカルの子どもたちの日常生活の中に入り、むしろみんなとの距離が縮まる経験ができてよかったのかもしれません。

アジア時代のインターでは、同級生の家庭にガーディアンをお願いしているケースもありました。学校の中に知り合いや友達ができれば(親同士が)、親としても本人としてもこれが一番理想なんだろうな…と、思いました。

ハーフタームを憂鬱なものにしないために

ハーフターム中どう過ごせるのかは、お世話になるご家庭次第なところが大いにあります。よほど静かに過ごしたいというお子さんでない限りは、ガーディアンに、ホームステイ先に同じぐらいの子がいる家庭などをリクエストしておくのがいいのかもしれません。

また、ハーフターム期間中に、学校のお友だちとのプレイデイトやスリープオーバーなどを調整できるだけでも違うかもしれません。それにはやはり親同士の交流か、もしくはお子さん本人のコミュニケーション能力が必要になりますが、必ずしも希望に沿ったご家庭にお世話になれないかもしれないことを考えると、ホームステイ先だけに頼らない過ごし方も一つの方法だと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♡


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