なるようになる

相変わらず鬱や吐き気、体の痛みが辛い。どうしたらこれらの症状が治るのか分からない。僕は一応双極性障害らしい。「らしい」というのは、働きながら通っていた病院では不安障害と診断されていたが、1年くらい経った後で診断が双極性障害に変わったからだ。それで、仕事を辞めてうつ状態になって、症状的に以前通っていた病院に通うのが辛くなったので、近くの病院に転院した。それで今の主治医は双極性障害かどうかはまだ分からないという判断だ。そりゃそうで、うつ状態で転院してこられても、すぐに双極性障害と断定できないだろう。ただ、本当に双極性障害だったらマズイということで、一応双極性障害の薬は処方されている。

ただ、薬を飲んでいても鬱が良くなっている気がしない。そりゃもっともひどいときに比べたら良くなっているが、まだ「完全」ではない感じがするのだ。頭の中に鬱が住み着いている感覚がある。また、吐き気や体の痛みもある。

僕は長い間、薬を飲んだら鬱が良くなると思っていたが、どうやら薬を飲んでいるだけでは治らないようだ。もちろん、薬を飲んで休養していたら治ったという人もいるだろう。それは鬱になった原因に対する対処が合っていたのかもしれない。僕はこれでは治らなかった。それで、主治医に薬を変えてくれだの、増やしてくれだの、と訴えていたが主治医は「うーん」という感じだった。というのも、主治医からみて僕はひどい鬱でも躁でもないらしかった。だから基本的には今の薬で様子見という方針だった。結局、増やしてもらったり、変えてもらったりしたこともあったのだが、何だかかえって調子が悪くなった気がして、元の処方内容に戻ることが多かった。だからもう薬によって鬱を治すことは諦めている。とはいえ、まだ頭の片隅には薬でなんとかならないだろうかという思いもある。

というわけで、薬で鬱が治らなかったので、色々試すことにした。まずは一人で出来ることを試したが、一人で色々試していても治らない事がわかった。後試していないのは人と関わり活動することだったので、それをすることにした。だから今は精神科のデイケアに通っている。また、作業所の手続きを進めている。もう、薬がどうこうではなくて、こういう地道な作業で慣れていくしかないと思っている。そう、治るというより、慣れるしかないと思っているのだ。そりゃ、薬を飲んで魔法のように治ったらそれに越したことはないが、もうそういうことはなさそうだ。だから、治していくために自分から能動的に動いていかなくてはいけない。ただ、これが中々辛い。なぜなら鬱や吐き気、体の痛みがあるからだ。それらの症状がないならまだいいが、症状がありつつも何かをやっていかないと治っていかない、という現実を目の当たりにしたときにひどく参ってしまった。なぜなら、鬱が治ったらなんとでもなるだろうと思っていたからだ。まさか、鬱が辛いのに何かやっていかなくてはならないとは思わなかった。

もう鬱でも躁鬱でもなんでもいいから、とにかく鬱が治ってほしいのだ。ただ、そのためには地道な努力が必要なのだ。先が思いやられるが、まあなんとかなるだろう。この先どうなるかなんて分からない。なるようになる。


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