敵に、勝つまでできなくとも、負けないことはできる。

嫁というものは、本当によく
理不尽な目に合います。
かく言う私も嫁だった時代、
なぜこんなに荷物を
背負わなければならないのか、と
何度も思いました。
家に帰りたくなさすぎて、
バスの中で泣いたこともあります。

元夫の父親は、アル中でした。
朝起きてから水を飲むように
お酒を飲み、昼過ぎには
ベロベロになって、夕方まで寝る。
夕方起きてからまたお酒を飲み、
ベロベロになって、夜眠る、と
いうようなペースで
毎日飲んでいました。

舅との同居は、
元夫と舅の間だけで決められ、
私には一切の相談も断りもありませんでした。
ある日突然、荷物とともにやってきて
「死ぬまで世話になるわ」と
ずかずかと上がりこまれました。

当時の私は3人の子供を育てている最中でした。
二部屋しかないアパートの一部屋を
占領されてしまいました。
舅との同居は地獄でした。
昔気質の人ですから、男尊女卑な
考え方と言動に振り回され、
子供たちにも言うことをきかないと
暴力を振るわれ、
いい年のはずなのに、私を
性の対象としてみて、
セクハラ発言や行為もされました。

本当に辛かった。

思い出したら、少し動悸がしてきてしまったので、
この話はまた後日にしたいと思います。
ただ一つ言えることは、
どんなに辛いことも
いつかは終わる、ということです。
いまだに心に傷や痛みはあるけれど、
実際に自分に攻撃をしてきた人は
もうこの世にいません。
もう私を攻撃することはできないのです。

「生きる」ということは、
自分に攻撃してきた人の
「死」を見届けることができる、
ということです。


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