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森の中の秘密の居場所 『隠者』タロットの大アルカナを解説


「あなたは、私にはなれない」
「なる必要なんかない」

私の大好きなドラマ『リーガル・ハイ』で
鈴木京香さんが演じた弁護士・圭子さんのセリフです。

主人公の古美門(こみかど)弁護士の元妻で
アメリカで活躍する敏腕弁護士の圭子さん。

圭子さんの仕事ぶりに感銘を受けた
ガッキー演じる黛(まゆずみ)弁護士に

「どうしたら圭子さんみたいになれますか?」

と聞かれた時の答え。


私の真似なんかしなくたって
あなたは立派な弁護士になれる。

圭子さんはそう言っていました。


占いの世界にあるのは「無数の答え」


どの業界でもそうですが
何かを覚える時には、「真似」から入るものです。

占いも
本を読んで見よう見まねでやってみたり
実際に鑑定してもらった先生や
人気のある先生の講座に参加したりして学ぶこともありますよね。

でもいつまでも
その先生に憧れていたり真似をしていても
「自分の実力」がついている気がしなくて
自信が持てないままだったりします。


鑑定を始めても
鑑定結果が本当に正しいのかどうか不安になる。

十分に学んでいるつもりでも
「専門知識」が足りない気がして
自分から占いを「難しく」していこうとする。




『隠者』は学びの果てに立っている



『隠者』のカード


物語で「困ったこと」を解決するための鍵となる人物は
森の中の奥深くに住んでいる。

魔法使い
賢者
神様のような姿をして。

自然のなかで、動物たちと暮らし
森の中へ迷い込んでしまった人に
暖炉と温かいスープと寝床を提供してくれる。


世間から「距離を置く」ことは「孤独」と向き合うこと。
ひとりは「じっくり考える」時間を作ってくれる。


時々「隠居」することが必要だ。
『隠者』のカードはそう教えてくれる。


もう探求することも
疑うことも
問いを立てることもない。

誰とも比べなくてもいい。

「人生に必要なもの」がすでに備わっていたことに気づく。

『隠者』のカードは「到達している」場面を表しています。


秘密の場所で自分だけの時間を持とう


必要なのは
学んできたものを「自分のものにする」作業だ。

森の中の秘密の場所にこもり
ひとりでコツコツと「自分の創作物」を作る。

自分が「経験」して得たものは
誰かの役に立つものへ変えることができる。

誰にも真似することはできない。
自分にしか創れないものだ。


大好きなレイチェル・ポラックさんの本
『タロットの書 叡智の78の段階』より
タロットリーディングの心得を。

優れたリーダーは
伝統的な決まりきった意味を単に繰り返したりはしません。

むしろ彼らは新しい意味や解釈を見つけ
決まりきったやりかたに囚われず
それをさらに発展させていくでしょう。


大切なのは
タロットの絵への感受性

さらにカードを見つめながら
落ち着かない思いで座っている人に対する思いやりです。

『タロットの書』レイチェル・ポラック著



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今日もよい日になるといいですね♬























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